小まとめ

ということで、本文中ではP55とH55という表記をしたが、実際にはASUTeKのP7P55DとIntelのDH55TCを、パフォーマンスという観点で比較してみた。記事中では、Core i5-661+P7P55Dのチューニング不足を挙げたが、そもそも正式出荷前の製品がちゃんと動作するだけでもすごい(同じIntelのP55搭載マザーボードであるDP55KGの場合、正式出荷前には対応BIOSを出すつもりが無いようで、そもそも搭載しても動作しない!)とはいえる。今回も結構な時間動作させたものの問題らしい問題もなく、それを考えれば多少のチューニング不足は問題にならないだろう。恐らく正式出荷後には何らかのチューニングが施されることを期待しても良いと思う。

そういう話とは別に、この"ベンチマークその3"で判ったのは、GPUというかGMCHの機能をCPU側に統合してしまったので、P55とH55ではやはり殆ど差が無いこと。あとは付加価値(Dual GPUを使う/使わないとか、ICH RAIDを使う/使わないとか)で決めるという話になるという、ごく当たり前の話であった。少なくとも性能面での差異は、両者の間には本質的な差はないことは確認できたと思う。