家に帰れば当然のように照明とテレビをつけ、シャワーを浴び、PCに向かう。冷たいものは電子レンジですぐに暖め、電気ポットには常にお湯が沸いている……。現代人は多くの家電や便利なグッズに囲まれた快適な暮らしを送っています。当然電気代、水道代、ガス代、その他もろもろ……。お金も多く出て行ってしまいますね。でも、ちょっとしたことの積み重ねで、年間で節約できる金額は膨大なものになります。これからご紹介する、過ごす部屋別の節約テクニックを駆使して、快適な節約生活をスタートさせましょう!

今回から3回にわたってリビング編をお届けします。第1回目はパソコンとテレビに関する節約テクニックです。

パソコン編

1.使わない時は電源を切る
スクリーンセイバーを設定している人も多いですが、CPUパワーを多く使うので、かえって普段より電気代がかかる場合も。数時間使わない場合は、待機電力代の節約のためにも、電源を切るようにしましょう。
★年間節約額
約690円(デスクトップ型で1日1時間利用時間を短縮した場合)
約120円(ノート型で1日1時間利用時間を短縮した場合)
出典 : 家庭の省エネ大辞典2009年版
2.省エネ設定にする
忙しい時は、電源のON/OFFすらムリ! という場合は、「省エネ設定」を利用するのも手。パソコンの電源オプションで、一定の待機状態が続くと、自動的に電源を切ったり、スリープモードにする機能を設定することができます。(パソコンの機種やタイプにより名称や設定が異なります)
★年間節約額
約280円(デスクトップ型で、電源オプションを「モニタの電源をOFF」から「システムスタンバイ」にした場合(3.25時間使用/週)
約30円(ノート型で、電源オプションを「モニタの電源をOFF」から「システムスタンバイ」にした場合(3.25時間使用/週)
出典 : 家庭の省エネ大辞典2009年版
3.デスクトップよりノート型のほうが電気を使わない
ノート型パソコンは、デスクトップ型に比べて、平均消費電力が少ないので経済的。最近は省エネを重視して作られているものがほとんどですが、中でも、富士通の「FMV-BIBLO LOOX Rシリーズ」は、優れた処理能力を持ちながら、少ない電気消費で長時間使えると評判です。ノート型の購入を検討している人は是非チェックしてみて。

「ビジネスノートパソコンFMV-BIBLO LOOX Rシリーズ/富士通」……超軽量ノートパソコン。省電力CPUやLEDバックライトなど採用し約12.8時間の長時間稼働を実現

テレビ編

4.テレビは主電源を切る
テレビのスイッチを切る時、専らリモコンを利用している人は注意。リモコン待ち状態でも主電源はついたままなので、待機電力がかかっています。節約のためには「見終わったら、すぐに主電源を切る」ことを心がけましょう。また、旅行などで長期留守にするときは、コンセントから抜いておくことを忘れずに。
★年間節約額
約700円(25インチのブラウン管で1日1時間テレビを見る時間を減らした場合)
約330円(20インチの液晶で1日1時間テレビを見る時間を減らした場合)
約1,640円(32インチのプラズマで1日1時間テレビを見る時間を減らした場合)
出典 : 家庭の省エネ大辞典2009年版

「シャープ液晶テレビアクオス(AQUOS) LC-32DS6/シャープ」……シャープ独自の技術を駆使し、業界最高の省エネ性能を実現した液晶テレビ。「無信号電源オフ」や「無操作電源オフ」といった節電機能が満載

5.画面の明るさを調節する(明るいほど電気を使う)
テレビ画面が明るいと電気代もかかること、知っていましたか?テレビの映像調整の「明るさ」や「色の濃さ」等を最大にした場合、標準と比べて3割程度も消費電力が多くなるというデータも。明るいかな?と感じたら、早速調節してみて。画面のホコリで暗く見える場合もあるので、週に1度は拭き取るようにしましょう。
★年間節約額
約660円(テレビ【ブラウン管 : 25インチ】)の画面の輝度を最適(最大→中央)に調節した場合)
出典 : 家庭の省エネ大辞典2009年版
6.音量を小さくする(音が大きいほど電気を使う)
明るさと同じで音もボリュームを上げると、その分電気を使うことになります。音量は必要以上に大きくしないように注意しましょう。大きい音は耳にもよくないうえ、ご近隣の迷惑になる場合も。適度な音量でテレビを楽しみましょう。
★年間節約額
約50円(テレビ【25インチのブラウン管】)の音量を最適(最大→中央)に調節した場合)
出典 : 家庭の省エネ大辞典2009年版
7.購入するなら画面の小さいものを選ぶ
大画面は、まるで映画館にいるようなド迫力映像が魅力的だけど、ちょっと待って。当然ですが、画面の大きさに比例して電力消費もアップします。例えば25型を、14型に変えるだけで、年間約1,200円もの差額が生じるケースも。購入を検討する際は、できるだけ小さめの画面を選ぶと節約に効果的です。
8.「なんとなく」でつけない。音が欲しいならラジオのほうが消費電力は少ない
見ない時はこまめに消すのが一番ですが、「音がないと寂しい」という理由で、「なんとなく」テレビをつけているなら、代わりにラジオやお気に入りのCDを聴いてみては。ちなみに、ラジオの消費電力はテレビの1/10以下!また、ラジオを聴く習慣は災害時に役立つ場合も。