シンガポール航空はこのほど、同社が現在運航するボーイング777型機の機内設備リニューアルを実施すると発表した。

ファーストクラス座席イメージ

ビジネスクラス座席イメージ

今回のリニューアルでは、ファーストクラスとビジネスクラスに新たな座席設備を導入。ファーストクラスには、幅35インチのゆったりとした座席が設けられ、就寝の際にはフルフラットベッドとして利用できる。一方、革張りの座席が導入されるビジネスクラスでは、操作が容易なシート・コントロール・パネルでの位置調節に加え、6方向に調整可能なヘッドレスト、腰への負担を軽減するランバー・サポートなどが装備されるとしている。また、エコノミークラスも改良され、同社の最新鋭機と同様のジバンシーデザインによる柔らかい素材の座席カバーが採用されるとのこと。

機内エンターテインメントシステム「KrisWorld(クリスワールド)」の使い勝手向上のため、ファーストクラスで23インチ、ビジネスクラスでは15.4インチの大型スクリーンを搭載するとともに、より簡単に操作可能なグラフィック・インターフェースの導入も実施。さらに今回の設備リニューアルに伴い、従来18席、49席、265席だった座席数を8席、50席、226席(ともにファースト:ビジネス:エコノミー)に変更。よりゆったりとした配置を実現したとしている。

同リニューアルは、年内に7機に実施予定となっており、すでに第1号機が就航しているシンガポール - シドニー路線に加え、上海、ドバイ、ドバイ経由リヤド、ドバイ経由イスタンブール路線などに導入するとしている。