バッファロー吾郎がプロデュースする大喜利格闘技イベント『ダイナマイト関西2008~オープントーナメント大会』の決勝大会が29日、大阪府立体育会館で行われ、ケンドーコバヤシが優勝の栄冠を勝ち取った。コバヤシは同大会で4回目の優勝となる。

バッファロー吾郎・木村明浩(左)、竹若元博(右)に祝福されるケンドーコバヤシ

所属事務所の枠を超えた多くの芸人をはじめ、劇作家や漫画家など様々なジャンルで活躍する著名人、一般の挑戦者も参戦し、大会史上最大の1339名がしのぎを削った今大会。決勝大会には、予選を通過した吉村崇(平成ノブシコブシ)、ケンドーコバヤシ、中山功太、大水洋介(ラバーガール)、ハチミツ二郎(東京ダイナマイト)、西森洋一(モンスターエンジン)、漫画家の和田ラジヲ、後藤淳平(ジャルジャル)、高橋茂雄(サバンナ)、一般参加のレオちゃん、高橋健一(キングオブコメディ)、西田幸治(笑い飯)の12名が出場。コバヤシは、トーナメント戦でサバンナ高橋、キングオブコメディ高橋を下し、決勝戦では前回の大会で優勝したディフェンディングチャンピオン・笑い飯西田を抑え、1339名の大喜利戦士の頂点に立った。

大会後、記者会見に臨んだコバヤシは激戦を振り返り、「決勝に残ったみなさん本当に強かったです。でも対戦相手としては、この前、テレビ番組で共演したインリン・オブ・ジョイトイさんの方が強敵でしたね」とさっそく記者を煙に巻くコメントを。また、今回の勝因についても「『今日、優勝したらやらせてくれ』というメールを女性に8件ぐらい送ってますけど、返事がありません! でも、したい一心でがんばりました! 今後は"したい一心流"という剣術を使っていこうかと思ってます(笑)」と"ケンコバワールド"炸裂のギリギリ発言で会見を盛り上げていた。

木村プロデューサーの温かいお言葉にむせび泣く? コバヤシ

一方、プロデューサーのバッファロー吾郎木村は「(過去の大会で優勝しているだけに)今回、一番プレッシャーがかかっていたのはコバヤシくんだと思う。それを見事に打ち破って勝ってくれたのは、本当にうれしかった。そんなコバヤシくんに若手や他ジャンルの方が挑む姿もかっこよくて、本当に感動しました!」と興奮冷めやらぬ様子で大会の感想を。加えて、「感動した! 痛みに耐えてよくがんばった!」と、なぜ今コレなのかと思わせる? 小泉元首相の懐かしいコメントをまね、相方の竹若に「それ、予選大会から言ってますけど、1回もウケてないですよね」、コバヤシにも「もう、首相も替わってますし……」と一斉に突っ込まれていた。

なお、大会の模様はABCテレビで、10月17日(金)25:29~、18日(土)25:30~、2夜連続で放送される(※関西ローカル)。