Leopardではホームフォルダ内に「ダウンロード」フォルダが用意され、Safariでダウンロードしたファイルはここに入れられます。デフォルトでDockに登録されているので、ダウンロードしたファイルをすぐに確認できて便利です(図37)。

図37: Safariでダウンロードしたファイルは、デフォルトでは「ダウンロード」フォルダに保存されるようになりました

図38: ダウンロードフォルダを変更する場合は、[一般]の「ダウンロードしたファイルの保存先」のポップアップメニューから[その他]を選択して指定します

ダウンロードフォルダを変更する場合は、メニューバーから[Safari] - [環境設定]を選択し(または[command]+[,](カンマ)キー)、ダイアログの[一般]を開いて設定します(図38)。

また、Safariのデフォルト設定では「ダウンロード後、“安全な”ファイルを開く」にチェックが付いていて、ダウンロードが終了すると自動的にウィジェットをインストールしたり、ディスクイメージをマウントしたりするようになっています。便利な機能ですが、セキュリティ面での不安もあるので、チェックを外しておくことをお勧めします。

その他、「履歴からの削除」は、履歴として表示したWebページのデータを保存する期間を指定します。ただしSafari 3の履歴は、ページタイトルとURLはもちろん、表示したWebページの中身までブックマーク検索の対象となるので、ある程度の期間は保存しておいた方が便利でしょう。この設定はLeopardのSpotlight検索結果にも影響します。

自動入力フォームを有効にする

Safari 3のデフォルトでは、ユーザー名とパスワードを入力するようなWebサイトにログインした時、それらを自動保存する設定にはなっていません。自分しか使わないMacであれば、自動入力の設定を有効にしておくと便利です。

メニューバーから[Safari] - [環境設定]を選択し、[自動入力]を選択して「ユーザ名とパスワード」のチェックを入れておきましょう(図39)。これで、Webサイト上でログインする際にダイアログが表示され(図40)、入力情報を保存すれば、それ以降はWebページを開くたびに自動的に入力されるようになります。

図39: 「ユーザ名とパスワード」のチェックはデフォルトでは付いていないので、このチェックを入れます

図40: Webサイトでユーザー名やパスワードを入力すると、保存するかどうか確認してきます。[はい]ボタンをクリックすると、次回から入力の手間が省けます。[このWebサイトでは行わない]ボタンをクリックすると、それ以降は確認も自動入力も行われません

なお、金融機関などの重要なWebサイトの入力情報は保存せず、面倒でも手入力を行うことをお勧めします。

ステータスバーを表示する

図41: ステータスバーを表示して、リンクにマウスカーソルを合わせると、リンク先のURLがステータスバーに表示されます

Safariのデフォルトでは、表示部を大きく取るためにステータスバーが表示されていませんが、リンク先のURLが不審なアドレスになっていないか確認するためにも表示しておきたいところです。メニューバーから[表示] - [ステータスバーを表示]を選択して表示します(図41)。

その他、Safari 3ではタブバーの表示・非表示(タブが1つだけの時)が[表示]メニューから指定できるほか、ツールバーの表示・非表示も指定できます(図42)。

図42: ツールバーを隠した状態。[command]+[L]キーでURLを入力する際には、一時的にツールバーが表示されます

ツールバーをカスタマイズする

図43: ツールバーにボタンを追加するには、シート上のボタンをアドレスバーへドラッグ & ドロップします。また、ボタンの移動や削除もドラッグ & ドロップで行えます

ツールバーをカスタマイズするには、メニューバーから[表示] - [ツールバーをカスタマイズ]を選択します。するとボタン一覧のシートが表示されるので、追加したいボタンをツールバーにドラッグ & ドロップします(図43)。

また、シートを表示した状態で、ツールバー上のボタンをドラッグ & ドロップして位置を移動したり、ツールバーの外にドラッグ & ドロップして削除したりできます。

元の状態に戻すには、ボタン一覧のシート下部にあるデフォルトセットをツールバーにドラッグ & ドロップすればOKです。