20日、神奈川県横浜市の大型ショッピングセンター「港北みなも」に日本最大のスロットカーショップ「スロットカーズ・ヨコハマ」がオープンした。200坪近いスペースを確保した店内には、富士スピードウェイを再現した大型コースなど全6コースが用意されており、店舗規模は日本最大。毎週火曜定休(祝日の場合営業)で、料金はビジター1時間1,200円、会員1時間1,000円。別料金でスロットカーの貸し出しも行う。

関東だけでなく日本最大となるスロットカーズ・ヨコハマ。港北みなもへのアクセスは横浜市営地下鉄のセンター北、センター南駅より徒歩5分

店舗経営はたまごっちの企画開発で知られるウィズが行い、ウィズは今後「スロットカーズ・ジャパン」のブランド名で、統一ルールによるスロットカーの大会や、イベントなどを推進する。このほかモータースポーツ専門誌の編集を手がけるイデア、40年に渡ってスロットカー業界に携わってきたバン・プロジェクト、スロットカーサーキットの設計製作を手がけるシグマホビーなどが事業に参加し、スロットカーの普及を盛り立てる。

コースだけでなくスロットカーショップとしても充実しており、モータースポーツの関連商品も幅広く取り扱っている

19日には開店に先立ちオープニングパーティーを開催。現役のレーシングドライバーによるスロットカーの記念レースなどが行われ、会場は多数の関係者と報道陣で賑わった。レース、チューニング、コレクションと本物の魅力を満載し、1960年代には日本中で大ブームを巻き起こしたスロットカー。ブームが去って40年近く経った現在まで根強く支持され続けていたのが、ホビーとしてのポテンシャルの高さを示す証拠と言えるだろう。拠点として申し分ない基幹店を今回築いたことで、ブームの再来が期待される。

4社の代表がテープカット。左より富士スピードウェイの橋本秀喜常務、イデアの三好正巳社長、ウィズの横井昭裕社長、バン・プロジェクトの伴野正之社長

オープニングイベントには現役のレーシングドライバーが多数参加。左より服部尚貴選手、松田晃司選手、高橋国光氏(チーム・クニミツ代表)、道上龍選手、桂伸一氏(モータージャーナリスト)、細川慎哉選手

店内には全6コースを設置、スピードコースからテクニカルコース、さらに富士、モナコなど実際のコースをモデルにしたものもあり、ユーザを飽きさせない

デモンストレーションとして現役選手らによる記念レースが開催。コースは今年のF1日本GPの舞台、富士スピードウェイ!

服部選手、松田選手らはプライベートでもスロットカーが趣味とあって、レース直前まで試運転するなど真剣そのもの。実車レース以上の本気ぶり!?

動画
レースの模様から。1周を10秒ほどで駆け抜ける。想像以上に速い!