スパイウェアの対策には駆除ソフトがおすすめです。しかし、駆除ソフトにもさまざまな種類があります。この記事は、おすすめのスパイウェア駆除ソフト4選をご紹介。各製品の特徴はもちろん、駆除ソフトの選び方も解説します。自社に最適なスパイウェア駆除ソフトをお探しの方は、ぜひ最後までご覧ください。
そもそもスパイウェアとは
![](https://news.mynavi.jp/siryou_hikaku/wp-content/uploads/2021/10/anti-spyware.jpg)
スパイウェアとは、ユーザーのパソコン内部から個人情報を外部に送信したり、勝手に操作したりするソフトウェアのことです。侵入経路は主に、ユーザー自身によるプログラムのインストールがあげられます。
プログラムの中にスパイウェアが潜んでおり、インストール時にパソコン内部への潜入を許してしまうわけです。その結果、ユーザーが気づかないうちに、重要情報を外部へ流されるといった事態が発生します。
それではスパイウェアを駆除するには、どのような方法を取れば良いのでしょうか?
スパイウェアが検出された際の駆除方法3つ
スパイウェアの概要が分かったところで、次はスパイウェアの駆除方法を説明します。その方法は主に以下3つがあげられます。
1、スパイウェア対策ソフトを使う
1つ目の駆除方法は「スパイウェア対策ソフトを使う」ことです。セキュリティ製品のスパイウェア対策ソフトを使うことで、スパイウェアを駆除できます。パソコン内部をスキャンして、スパイウェアが存在しないかを検知。スパイウェアを見つけた場合、そのまま削除します。
また、対策ソフトによっては、キーマウス操作や画面キャプチャー操作を警告するものもあります。この警告機能により、巧妙に隠されたスパイウェアでも検知が可能です。
2、ファイルを目視確認し自力で駆除
2つ目の駆除法は「ファイルを目視確認して自力で駆除」する方法です。ユーザー自らPCの内部を確認して、怪しいファイルを削除します。PC内にインストールした覚えのないファイルがあれば、それはスパイウェアかもしれません。見つけた後は削除するだけで完了です。
ただし、PC内の全てのファイルを覚えている人は多くないでしょう。インストールした覚えがなくとも、もしかしたらPCに必要なファイルの可能性もあります。そのためこの方法には、ファイルの重要度や必要性を判断できる知見が必要です。
3、パソコンの初期化・復元
3つ目の方法は「パソコンを初期化・復元」する方法です。対策ソフトや目視の確認をおこなっても不安が残る方は、いっそのことパソコンを初期化する方法を検討してみましょう。
パソコンを初期化すれば、全てのソフトウェアが削除されます。当然、その中にはスパイウェアも含まれます。しかし、初期化した後は、元の状態へ復元する手間が発生します。事前に必要なデータはバックアップを取っておく必要もあるため、初期化にともなう労力コストは軽くありません。
スパイウェア対策ソフトを選ぶポイント3つ
次に、スパイウェア対策ソフトを選ぶポイントを解説します。以下3つのポイントをもとに、対策ソフトを選びましょう。
1、検出率
まずは対策ソフトの「検出率」を確認しましょう。せっかく導入しても、スパイウェアを検出できなければ意味がありません。本当にスパイウェアを検出できるのか、対策ソフトの検出率を確認しましょう。複数製品の実績を確認して、数字などで明確に検出率を表記している製品がおすすめです。
2、動作
次に「動作」をチェックしてください。スパイウェアに限らず、ウイルス対策ソフトは、PCにインストールして利用するものです。そのため、ソフトによってはPCの動作が重くなる可能性も。
スパイウェアへの対策は大切ですが、動作が重くなって仕事に影響が出るのは避けたいところです。まずは無料トライアルを利用して、動作に影響が出ないかを確認してみるとよいでしょう。検出率の高さに加え、動作への影響が少ないソフトを選ぶのがポイントです。
3、サポート体制
最後のポイントは「サポート体制」です。スパイウェアとひと口に言ってもさまざまな種類があり、今後も新たなスパイウェアが生まれる可能性は十分にあります。
新たな種類が生まれれば、対策ソフトもそれに応じて迅速な対応を求められます。対策ソフトを選択するときは、必ずサポート体制も確認しましょう。
スパイウェア対策ソフトおすすめ比較4選
ここからは、おすすめのスパイウェア対策ソフトを4選比較紹介します。気になる製品はないか、ぜひ探してみてください。
「ノートン 360」
NortonLifeLock Inc.
- 参考価格:【アンチプラスウイルス】1年1台版 4,380円(年額)、【スタンダード】1年1台版 4780円(年額)、その他のプランは別途お問い合わせ
- 提供形態:サブスクリプション
- 無料トライアル:無し(従来製品のノートンセキュリティで30日間無料体験可能)
「ノートン 360」は、パソコン・スマホを攻撃から守るアンチウイルスソフトです。スパイウェアはもちろん、ランサムウェアやウイルスなどその他の脅威からもデバイスを保護します。
専門スタッフが24時間365日、チャットによるサポートを実施。分からないことやトラブルが発生したときに、すぐに相談できるでしょう。
「マカフィー トータルプロテクション」
McAfee LLC
- 参考価格:【台数無制限 1年版】6,500円(年額)、【台数無制限 3年版】11,000円(年額)
- 提供形態:サブスクリプション
- 無料トライアル:無し(30日間返金保証付き)
「マカフィー トータルプロテクション」は、世界中で6億台以上ものデバイスを保護するアンチウイルスソフトです。スパイウェアやウイルス、ランサムウェアなど不審なプログラムからデバイスを保護します。
その他、パスワードマネージャーや暗号化ストレージの機能も搭載。日々のデータの取り扱いから情報セキュリティを向上できるでしょう。
「Bitdefender トータルセキュリティ2020」
SOFTWIN SRL
- 参考価格:【1年間】定価7,399円(5台まで)、初期購入のみ割引あり【2年間】定価12,299円(5台まで)、初期購入のみ割引あり、その他のプランは別途お問い合わせ
- 提供形態:サブスクリプション
- 無料トライアル:有り
「Bitdefender トータルセキュリティ2020」は製品名の通り、お使いのデバイスのセキュリティをトータルで守るソフトです。優れた検出能力で、スパイウェアを含むマルウェアを見つけます。利用の仕方はインストールするだけの簡単作業で、面倒な設定も必要としません。ITやセキュリティにあまり知見がない方でも容易に使えるでしょう。
「VirusBarrier X9」
Intego, Inc.
- 参考価格:保護年数1年5台まで 22,020円(年額)、その他のプランは別途お問い合わせ
- 提供形態:サブスクリプション
- 無料トライアル:無し
「VirusBarrier X9」の強みは、スキャンのリアルタイム性と自動化にあります。24時間365日、リアルタイムでスパイウェアやウイルスなどマルウェアをスキャンします。さらにスキャンおよびアップデートは自動でおこなわれるため、常に精度の高い検出が可能になるわけです。
また、ソフトのエンジンは高速ながらも負荷が小さいため、デバイスの動作に影響を与えません。いちいちユーザーが検出状況を確認する必要がない、利便性の高いソフトです。
おすすめのスパイウェア対策ソフト比較表
ソフト名 | 参考価格 | 提供形態 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
ノートン 360 | 【アンチプラスウイルス】1年1台版 4,380円(年額)、【スタンダード】1年1台版 4780円(年額)、その他のプランは別途お問い合わせ | サブスクリプション | 無し(従来製品のノートンセキュリティで30日間無料体験可能) |
マカフィー トータルプロテクション | 【台数無制限 1年版】6,500円(年額)、【台数無制限 3年版】11,000円(年額) | サブスクリプション | 無し(30日間返金保証付き) |
Bitdefender トータルセキュリティ2020 | 【1年間】定価7,399円(5台まで)、初期購入のみ割引あり【2年間】定価12,299円(5台まで)、初期購入のみ割引あり、その他のプランは別途お問い合わせ | サブスクリプション | 有り |
VirusBarrier X9 | 保護年数1年5台まで 22,020円(年額)、その他のプランは別途お問い合わせ | サブスクリプション | 無し |
まとめ
ここまで、おすすめのスパイウェア駆除ソフトをご紹介してきました。スパイウェアをユーザー自身の手で見つけることは高度な知見を求められるため、非常に困難なため、対策ソフトの導入がおすすめです。
本記事でご紹介した製品や選び方を参考に、自社に最適なスパイウェア駆除ソフトを見つけましょう。スパイウェア駆除ソフトについてもっと知りたい方は、ぜひ資料請求してみてください。