働き方改革や新型コロナウイルス感染症拡大などの影響によってテレワークを行う企業が急激に増えています。それにより、離れた場所同士でもオンラインで打ち合わせが出来るWeb会議システムが注目を集めています。そこでこの記事では、Web会議システムのおすすめ製品9選をご紹介します。
Web会議システムとは
Web会議システムとは、パソコンや携帯電話などを通じて接続する会議システムのことです。通信回線を使用するので、テキストチャットやパソコンの画面共有、ファイルのやり取りなども同時に行うことができます。最近ではテレワークを推奨する企業が多くなっていることもあり、自宅など離れた場所からでも参加できるWeb会議システムを導入している企業が増えています。
テレビ会議システムとの違い
Web会議システムと同様に、モニターを通して打ち合わせができるシステムとしてテレビ会議システムがあります。テレビ会議システムはオフィスに専用のモニターや転写機などを設置し、専用の番号を入力して接続を行うという仕組みです。テレビ会議システムは機器設置済みの会議室でしか利用できないため、Web会議システムと比較すると自由度が低くなってしまいます。またWeb会議システムと違い、導入にあたって専用機器の準備に高額な費用がかかります。
Web会議システムのメリット
✔テレワークとの相性がいい
Web会議はインターネット回線を使用するので、導入すればインターネットにつなげる環境があればどこでも参加できるというメリットがあります。
専用回線を用意する必要がないため、在宅勤務や出張先でもWeb会議に参加することができ、働き方改革にも役立てることができ、取引先との商談などにも活用して効率的な働き方を実現することができます。
✔交通費と移動時間を削減
Web会議を導入すると、参加者全員が同じ会議室に集まる必要がなくなるので、遠隔地からの移動のための交通費や宿泊費、移動時間を削減できるというメリットがあります。
パソコンとインターネット環境があれば、どこからでも参加して情報を共有することができるので、会議の開始時間の自由度も大きくなり、メンバーの時間の有効活用につながります。Web会議が通常になれば、会議室スペースをなくすことも含めて、固定費の削減にもつながります。
✔低コストで運用
Web会議システムは、導入時の初期費用を安くおさめることができ、テレビ会議のように流用のできない運用コストも発生しないというメリットがあります。
クラウド型を選んだ場合は、サーバーの設置のコストもかからないため初期費用が抑えられ、回線などの品質維持のためのコストもベンダー側が負担するため、運用費用も考える必要がありません。
無料で使えるWeb会議環境もあり、サービスは制限されますが、さらなる低コストで運用することも可能です。
Web会議システムを選ぶポイント6つ
Web会議システムを導入する際は、システムの要求仕様や保障される性能などさまざまな観点から比較検討して製品を選ぶ必要があります。ここからはWeb会議システムを選ぶポイントについてご紹介します。
✔アカウント数
1つ目は、同時に入れるアカウント数がどれくらいに設定されているかです。
自社が開催するWeb会議で最大規模のものがどのくらいの参加人数になるのかを確認し、選定時にはそれが可能かどうかを確認するようにしましょう。
✔安定した接続
2つ目は、自社の想定アカウント数、通信環境で安定した接続が期待できるかどうかです。
Web会議が度々中断されてしまっては、導入するメリットがありません。各製品の中には、回線状況が悪い状態でも安定した接続を維持できるという強みをもった製品もあります。より安定した通信環境を求める場合には、そういったポイントもチェックするようにしましょう。
✔セキュリティ対策
3つ目は、インターネット回線を経由しても十分なセキュリティが確保されているかどうかです。
充分なセキュリティ対策がなされていないものを使用すると、情報流失といった大きな事故を引き起こす危険性が高まってしまいます。無料のWeb会議システムなどはセキュリティに不安が残るものも多いので、ビジネスで利用する場合には、しっかりとセキュリティ対策された製品を選ぶようにしましょう。
✔簡単な操作性
4つ目は、使い慣れていない人でも簡単に使えるような操作性であるかどうかです。
Web会議の操作自体が難しいと敬遠されてしまい、定着しないまま使われなくなってしまいます。導入前に実際の操作画面を確認できる製品であれば、なるべく確認したほうがよいでしょう。
✔音質や画質
5つ目は、使用するうえで問題のないレベルの音質や画質が提供されるかどうかです。
回線の品質によっては、画像を表示すると負荷で画像や音声が途切れてしまうものもあります。社内の軽い打ち合わせでのみ使うため画質にこだわりはないという場合や、取引先との重要な会議で使用するため画質が良くないといけない、というように企業によって求めるレベルは異なるでしょう。
高品質なものはその分価格も高いということがありますので、品質と価格のバランスを考えて自社に適したものを選ぶと良いでしょう。
✔必要な機能
6つ目は、自社が必要としている機能が満たされているかどうかです。
Web会議システムの中にはシンプルなものから多機能なものまであり、ついつい多機能なものを選びたくなってしまいますが、実際に使いこなせなければ無駄なコストになってしまいます。そういった事態を避けるためにも検討時には導入目的を明確にして、本当に必要な機能かどうかをしっかり見極めてから選定するようにしましょう。
Web会議システム9選を徹底比較!
「FreshVoiceオンプレミス/オンプレミスレンタルプラン」
エイネット株式会社
- 価格:月額費用88,000円~、初期費用330,000円~
- 対応端末:-
- 従業員規模:大企業/自治体/公官庁
- 画面共有機能:-
「FreshVoice」は、 最大250拠点の複数拠点同時発言が可能で、音声と映像が途切れず、 またハッキングによる覗き見や乗っ取りといった被害に一切遭っていない 堅牢なセキュリティ対策が施されているWeb会議システムです。
買取サーバー/レンタルサーバーのどちらでも閉域網内でWeb会議システムの利用が可能で、サーバーの種類に関係なく発注から納品まで最短1週間で導入できます。
レンタルサーバーだと低コストで導入が可能。自社開発システムの為、機能カスタム追加が可能です。
「ECOMeeting」
株式会社エステック
- 価格:月額費用5,000円~(クラウド版)、初期費用50,000円~(クラウド版)
- 対応端末:-
- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 画面共有機能:-
「ECO Meeting」は会議のことを考えて設計されたペーパーレス会議システムです。会議資料を電子化し、紙資料感覚のシンプルな操作、セキュアで安全な資料配布で業務効率化やテレワークに貢献してくれます。
iOS/Windows対応。会議資料はブラウザからドラッグ&ドロップするだけでアップロード完了。見開き表示、別ページ比較、複数資料比較、マーカー・付箋、プレゼンテーション、投票など豊富な機能も搭載しています。
- 参考価格:5,040円~
- 対応端末:PC/iPad/iPhone/android
- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 画面共有機能:あり
GlobalMeetコラボレーションはマニュアルや説明会が必要ないほど簡単・シンプルに利用することができます。これまで遠隔会議の導入・定着に苦労していた企業でも安心してスタートできるでしょう。また、採用しているDolby Voice®(ドルビーボイス)により、音声品質が大幅に向上。途切れや遅延を改善、ノイズ抑制機能により圧倒的にクリアな音声コミュニケーションが可能になりました。
さらに、会議の参加者はデバイスや場所にとらわれず、自身の環境により参加方法が選択可能となっています。参加者の環境に合わせて最適な会議環境を用意することができるでしょう。
- 参考価格:100,000~500,000円
- 対応端末:PC/iPad
- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 画面共有機能:あり
「LoopGate」は、 IT機器が苦手でも安心して利用できるように開発されています。カメラ・マイクスピーカーなど必要な機器がセットになった専用機や、パソコン版、タブレット版が用意され、自社に適したものを選ぶことができます。
高品質な映像と音声はもちろん、パソコンの画面共有機能もあり会議に必要な機能をしっかり備えています。20年の経験を活かしたシンプルさ・簡単さを追求し、不要な機能を取り除くことで リーズナブルな価格を実現しています。
「Zoom」
Zoomビデオコミュニケーションズ
- 参考価格:47,000円~
- 対応端末:PC/iPad/iPhone/android
- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 画面共有機能:あり
「Zoom」は、 最大100まで同時に接続しても問題なく動作するだけでなく、しっかり全員分の顔が確認できます。
さらにZoomには非常に優れた録画機能が搭載されており、ワンクリックで録画が開始できる上に、サーバー上に録画動画が保存されるクラウドレコーディングもあります。
また、Zoomが安定して利用され続けているのは、一回の通信料が少ないからだといえます。通信料が少ない分だけネット回線に負担をかけないので、ネット回線に負荷をかけることで通信環境が乱れるということはめったにありません。
「V-CUBE」
株式会社ブイキューブ
- 参考価格:11,000円~
- 対応端末:PC/iPad/iPhone/android
- 対象従業員規模:500名以上
- 画面共有機能:あり
「V-CUBE」は、 非常にシンプルで分かりやすい画面構成になっているのが最大の強みだといえる。
またセキュリティにも優れており、ASP・SaaS安全・信頼性に係る情報開示認定制度に認定されています。企業で利用するのに相応しい製品として多大な評価を受けているほどで、参加者ごとに独自のIPアドレスを設定することができるので、不正アクセスを未然に防げるのも大きな効果が期待できるだろう。
「EyeVision」
ENWA株式会社
- 参考価格:950,000円~
- 対応端末:PC/android
- 対象従業員規模:500名以上
- 画面共有機能:あり
「EyeVision」は、 高音質、高画質、高レスポンスを全て両立させています。
通常、パソコン画面を通して会話をしていると画質が悪かったり通信に遅延が発生したりしますが、「EyeVision」は非常にレスポンスが軽いので通信に遅延が発生しない上に、専用端末と何ら変わらない高画質で非常に滑らかな映像を映し出し、クリアで高音質を実現しています。
「Cisco Webex Meeting」
シスコシステムズ合同会社
- 参考価格:51,000円~
- 対応端末:PC/iPad/iPhone/android
- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 画面共有機能:あり
「Cisco Webex Meeting」は、インターネット環境さえ整っていれば初心者だろうと簡単に操作できてしまいます。Cisco Webex Meetingが世界中で使われている理由に、導入するにあたって時間的なロスが発生しないことがあげられ、新規ソフトウェアのインストールやシステム構築を行うものではないので、一度導入するだけですぐにそのまま使えます。使い慣れているデバイスなら新しく操作を覚える必要性がないため、シームレスに業務に移行できるのが大きなポイントです。
また、Cisco Webex Meetingには画面共有機能がありますが、その他にも共有されている資料やデスクトップに注釈を付けたりすることができます。しかもリアルタイムで書き込めるので、大人数が集まることのメリットの恩恵を如何なく発揮できるのが強みです。
「Cisco Webex」
シスコシステムズ合同会社
- 参考価格:5,100円~
- 対応端末:ブラウザ/iPad/iPhone/android
- 対象従業員規模:500名以上
- 画面共有機能:あり
「Cisco Webex」は、 PGiが提供する高品質の電話会議サービスであるGlobalMeetとの連携を行っており、中でも電話会議サービスが利用できます。
また、Cisco Webexはミーティング中にファイルをアップロードすることなく共有することができるので、遠方にいる人でも混乱せずに共有ファイルを見ながら話し合うことが可能です。リアルタイムで注釈をつけながら話し合う時間はとても有意義なものであり、Web上でありながら実際に会議を行っているような感覚にさせられるでしょう。
Web会議システムで快適なテレワークを実現しよう
昨今、社内での会議や取引先とのアポなどは、形態がリアルからオンラインへと大きく移り変わっています。だからこそ、社内で信頼できるWeb会議システムがあれば、業務効率は飛躍的に向上します。下記の資料請求ボタンから入手できる各社資料を、ぜひ比較・検討のために役立ててみてください。