ウイルスバスタークラウドには1か月間の無料体験版が用意されており、期間中は機能をフルで試すことができます。
この期間を利用することで、実際の使い勝手や普段よく使うソフトウェアとの相性問題など、ウイルスバスタークラウドを利用するうえで問題になる点がないかを、事前に確認できるわけです。
この記事では、ウイルスバスタークラウドの無料期間が終了した後の対応方法について、以下3つの観点からまとめていきます。
- ウイルスバスターの無料期間が終わるとどうなるか
- ウイルスバスターを使い続けたいときの処置
- ウイルスバスターを使わない場合の操作

すでにウイルスバスタークラウドの無料期間を利用中の方も、これから利用を検討している方も、ぜひ参考にしてください。
ウイルスバスターには30日間の無料期間あり
冒頭でも触れましたが、ウイルスバスタークラウドには30日間のお試しが可能な無料体験版が用意されています。
公式サイトのこちらのページから、インストーラーのダウンロードが可能です。
体験版利用は、どのセキュリティソフトを使うかまだ決めていない方が、それぞれの製品の使用感などを確認するのに一番良い方法です。「ウイルスバスターってどんな感じだろう?」と思ったら、まずは無料体験版をインストールして実際に触ってみるのが良いでしょう。
無料期間中もすべての機能が利用可能
ウイルスバスタークラウドに限らず、多くのセキュリティソフト各社は「無料版」や「無料体験版」を用意しています。
「無料版」はずっと使い続けられる機能制限版で、「無料体験版」は機能に制限がない代わりに利用期限に限りがあるのが特徴。
ウイルスバスタークラウドは後者の制度を採用しており、有料版と変わらないすべての機能を試すことができます。
使う可能性が高い機能は無料期間中にすべて試して、ユーザーインタフェースの善し悪し、スキャン性能、必要な機能が網羅度合い、他の必須のソフトとのコンフリクトの有無など、さまざまな角度から製品のチェックをしておきましょう。
無料期間終了後はどうなる?有料プランに自動更新?
無料体験版は30日間の期間がありますが、その期間が終了しても、勝手に有料版に切り替わることはありません。
その点に関しては、安心してください。
ただし、30日間のお試し期間が終了すると、無料お試し版のウイルスバスターはすべての機能が止まります。インストールしたデバイスはセキュリティ機能がない状態になってしまいますので、有料版を導入するかWindows 10以降でしたら標準搭載のWindows セキュリティに切り替えるなどの措置が必要です。
ウイルスバスタークラウドを継続して利用するという決定をされたのなら、有料版のライセンスを購入し、ウイルスバスタークラウドを有効化しましょう。次節でその方法を解説します。
無料期間終了後もウイルスバスターを使い続ける場合
無料体験版の終了後もウイルスバスタークラウドを使い続ける場合は、以下の手順で正式なライセンスを購入し、アクティベートしてください。
- ライセンスを購入
- アクティベート
1.ライセンスを購入
最初に行なうのは、ライセンスの購入です。今回は公式サイトからオンラインでライセンスキーを購入する方法で説明します。
こちらの購入ページから必要な期間のライセンスを選び、購入手続きを進めます。
ライセンスは利用可能な年数によって異なり、1年版、2年版、3年版を選べます。契約期間が長い方が年間利用料も安くなりますので、今後もウイルスバスタークラウドを使い続ける前提であれば、3年版がお得です。
購入するライセンスを選択すると、個人情報を入力するページにジャンプします。必要な情報を入力後、「同意して、お支払い方法を確認する」のボタンから手続きを進めましょう。
次のページで支払い方法を選択後に「ご注文内容確認へ」のリンクから最終手続きを行なうページに飛んで、購入手続きは完了です。
このあと支払い情報が確認されれば、登録したメールアドレスにシリアルナンバーなどを含むライセンス情報が送られてきます。
2.アクティベート
メールでシリアルナンバーが届いたら、それを使って正規ライセンスのウイルスバスタークラウドをアクティベートします。
この際、無料体験版をアンインストールして製品版のパッケージをインストールし直す必要はありません。無料体験版のパッケージのプログラム自体は正式版と一緒のもので、ライセンスキーの情報が体験版専用のキーになっているだけです。
そのため、無料体験版のウイルスバスタークラウドのダッシュボードから入手したシリアルナンバーを入力するだけで、正規版のライセンスで製品の有効化が行えます。
無料体験版の有効期間が残っている状態で有料版を購入した場合は、ダッシュボード右下の「シリアル番号の確認」のリンクからシリアル番号入力画面を呼び出しましょう。

無料体験版の利用期間が終了している場合は、ダッシュボードホーム画面に直接シリアルナンバー入力用フィールドが表示されます。
上記の入力欄にキーを入力すると、製品のアクティベートが完了します。
あとは、パターンファイルの更新を行なって初期処理を終了させてください。その後はウイルスバスタークラウドによる防護機能がきちんと働きます。
無料期間終了後はウイルスバスターを使わない場合
何らかの理由でウイルスバスタークラウドを継続利用しないことにした場合は、ウイルスバスターをデバイスから削除しましょう。
また、お使いのデバイスOSに標準でセキュリティ機能が付いていないなら、ウイルスバスターに代わる何らかのセキュリティ製品を導入すべきです。こちらについても、しっかり検討をするようにしましょう。
- アンインストールを行う
- 他のセキュリティソフトの無料期間を試す
1.アンインストールを行う
有効期限が切れたウイルスバスタークラウドの無料体験版は、セキュリティ機能がすべて停止しています。
ただ、インストールしたままの状態だと、その後導入する他のセキュリティ製品とバッティングする可能性もありますので、使わないのであればアンインストールしておきましょう。
Windows 11であれば「設定アプリ」の「アプリ」のセクションからアンインストール処理を起動できます。
他のOSでも、それぞれのデバイスの作法にならってしっかり削除しておきましょう。
2.他のセキュリティソフトの無料期間を試す
Windows PCであれば、OS標準の「Windows セキュリティ」を使用することも可能です。ただし、Windows セキュリティは機能が小さく、ウイルス対策ソフトであって総合セキュリティソフトではありません。
幅広い防護機能を求めている方は、他の総合セキュリティソフトを検討した方が安心です。無料体験期間もしくは返金保証期間が用意されている、おすすめのセキュリティソフトを2本ご紹介します。
ESET HOME セキュリティ エッセンシャル
ESET HOME セキュリティ エッセンシャルは、基本防護能力の高さと誤検出の少ない動作の安定感、そして軽さを実現するセキュリティソフトとして近年存在感を増しています。特に、誤検出の少なさは全セキュリティソフトの中でもトップクラスの優秀さを誇ります。
他の製品と比較して価格が手頃なのも嬉しいポイント。以下のキャンペーンページからは、3年5台版が21%OFFの9,000円(税込)で購入できます。同ページにて、30日間の体験版もダウンロードできます。
ユーザーインタフェースの作りも分りやすく、使いやすさという点からもおすすめできる製品です。

以下の記事では、ESET HOME セキュリティ エッセンシャルの性能を実機で検証しています。併せてご確認ください。
ノートン 360
ノートン 360は、今ある一般ユーザー向けセキュリティソフトの中で「最も機能が豊富なセキュリティソフト」です。まさに、オールインワンと言える1本に仕上がっています。
パスワードマネージャー、独自バックアップ機能、独自VPNなど、今風のセキュリティソフトとして考えられる機能のほぼすべてをカバー。
その分、本体価格は高めなのですが、他のセキュリティソフトではオプションとして用意されているような機能が標準装備されているわけですから、追加費用が不要な分むしろお得な価格と言っても良いかもしれません。
ノートン 360には、60日間の返金保証期間が付いています。

以下の記事では、ノートン 360の性能を実機で検証しています。併せてご確認ください。
上記以外のおすすめセキュリティソフトは、以下の記事でまとめています。併せて参考にしてください。
>>【2022】人気セキュリティソフト10種を比較|軽くて安いおすすめは?
まとめ
セキュリティ製品はその機能内容、動作の仕組みの関係から、一部のソフトウェアの動作とは相性が悪いケースがあります。この点については実際にセキュリティソフトと一緒に該当ソフトを実行してみないことには、相性を把握することはできません。
また、セキュリティソフトをちょっと詳しく使い込もうとしたらユーザーインタフェースの善し悪しは大きな問題になってくることがあります。
こういった点を考慮すると、無料体験版を活用してこれらを事前に「実環境で」チェックできるというのはかなり有効な手順になります。ウイルスバスタークラウドも正式導入前などに、その優れた機能を無料体験版で確かめてみてください。