「Windows 10にはセキュリティソフトはいらない。」
ネットの口コミなどで、そんな意見を見かけることが多くなりました。これは、Windows 10・11には最初から「Windows セキュリティ(旧称Windows Defender)」というセキュリティソフトが入っているため、追加の有料セキュリティソフトは不要だという主旨の意見です。
しかし、本当にWindows 10・Windows 11にセキュリティソフトは不要なのでしょうか?
この記事では、セキュリティ製品の必要性をじっくり確認していきます。
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セキュリティ対策を行なっていないパソコンが直面するリスク、そしてそれを元にどんなセキュリティソフトがおすすめなのか。また、追加のセキュリティソフトの必要性がある/ないのはどんなユーザーのタイプなのか。
こういった内容を順番に掘り下げていきますので、セキュリティソフトの購入を迷っている方はぜひ参考にしてください。
Windows10&11にセキュリティソフトは不要?必要?それぞれの根拠
Windows 10や11にセキュリティソフトが必要か不要かについての意見を、TwitterなどのSNSやネット上の口コミを参考にまとめてみました。
それらの中から、主要な意見をピックアップしてご紹介します。
Windows10&11にセキュリティソフトは不要派の意見
まずは、セキュリティソフトは不要派の意見です。
注意点として、ここでの「不要」は冒頭でも書いた通り一切セキュリティソフトを動かさずノーガード状態で大丈夫、といったお話ではありません。追加で有償ソフトを導入する必要はない、標準搭載のWindows セキュリティでOKという内容になっています。
この点は頭に置いておいておきましょう。
Windows セキュリティが優秀だから
セキュリティソフトは不要派の意見で最も多かったのは、「Windows 10・11に標準搭載のWindows セキュリティに任せておけば大丈夫」というものでした。
実際、今のWindows セキュリティ(旧Windows Defender)の基本防護能力は、非常に優秀です。AV-TESTなどの第三者機関による評価でも、常に優秀な成績を収め続けるようになりました。
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防護能力の面でも動作の軽さなどの点でも、数あるセキュリティ製品の中でトップクラスの能力を持つようになっています。
セキュリティ対策は自分でやれるから
かなり少数意見ではありましたが、「ウイルス・マルウェアの侵入経路は完全に把握しており、その制御は自分で行える。」という意見も見受けられました。
こちらは完全にユーザースキルに依存するもので、具体的な裏付けと言えるデータはありません。「達人」の域に達した方であれば、そういった対処も可能になるのかもしれませんね。
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ちなみに、著者には絶対に無理です。パソコンが行なうすべての通信、動いているプロセス全部を把握しているわけではありませんので、何がどう動くと不正なのかが、そもそも分らないからです。
Windows10&11にもセキュリティソフトは必要派の意見
次に、サードパーティ製の有料セキュリティソフトも必要派の意見をご紹介します。
Windows セキュリティは総合セキュリティ製品ではないから
Windows セキュリティ以外の有償セキュリティソフトが必要という意見の理由は、ほぼこの1点に集約できます。
それは、「Windows セキュリティが総合セキュリティソフトではないから」というものです。
Windows セキュリティの機能範囲はかつての「ウイルス対策ソフト」に近く、最近の製品版セキュリティソフトが目指している「総合セキュリティソフト」の方向性とは異なります。
具体的には、ウイルス・マルウェアの静的・動的スキャンにほぼ的を絞った機能になっていて、有償製品が持っているようなパスワードマネージャー機能、独自VPN、セキュアブラウザ、Webトラッキング防止、Webカメラ保護といったプラスαの機能を持っていないのです。
基本防護能力こそ高度なものになっていますが、Windows セキュリティが保護してくれる範囲・内容は基本的な部分に限定されています。
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より幅広い防護を期待する場合には機能不足というのが、「セキュリティソフトが必要」という意見を持つ人達の見解です。
セキュリティ対策を行っていないパソコンが晒される5つのリスク
Windows 10・Windows 11にはWindowsセキュリティがインストールされているため、ここで紹介するすべてのリスクにさらされるわけではありませんが、パソコンなどのデバイスをインターネットに接続することの危険性について、一度おさらいしておきたいと思います。
一般的に、覚えておくべきリスクは以下の5点です。
- ウイルス・マルウェアによりパソコンが動作不良になる
- ランサムウェアなどによるデータ破壊
- 自分のパソコンがウイルス拡散元になる
- パソコンが乗っ取られ悪用される
- 個人情報が流出する
ウイルス・マルウェアによりパソコンが動作不良になる
セキュリティ対策なしのパソコンは、簡単にウイルスやマルウェアに感染してしまいます。これは、基本的なリスクとして多くの方に認識されているものですね。
いかにも怪しいソフトをインストールするといった分かりやすい操作だけでなく、自分が気づかないうちにインターネットを経由してマルウェア(悪事を働くソフトウェアの総称)を埋め込まれてしまうこともあります。
実際、「古いWindowsを搭載したパソコンを丸裸の状態でインターネットに接続したら、ほんの何分かでトロイの木馬系のマルウェアなどを埋め込まれた」といった事例も過去にありました。
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ウイルスに感染すると、当然パソコンの動作に障害が出る可能性があります。例えば、感染したウイルスが迷惑メールを大量にばらまく、パソコンの容量を大幅に占領してマシンの動作が極端に重くなる、などなど。これ以外にも、様々な障害を招く可能性があります。
ランサムウェアなどによるデータ破壊
ランサムウェアとは、パソコンにウイルスとなるソフトウェアを忍び込ませて障害を引き起こし、元に戻すことを条件にRansom(身代金)を要求する悪意あるプログラムのことです。
今や、マルウェアの定番中の定番的なポジションに納まっていて、セキュリティ対策をしなければこういった攻撃を受けることが当然のリスクとなっています。
もしもランサムウェアの被害を受けたら、手元のパソコンのデータは全滅すると考えて下さい。例え犯人に「身代金」を支払ったとしても暗号化が解除されデータが戻ってくる可能性は低いです。
「ランサムウェアにやられても、身代金を払ってデータ戻してもらえばいい」と、この攻撃を軽く見るような見解もごくごく一部に見受けられますが、これには賛同できません。
データが復元できる保証は一切ありませんし、彼らに渡したお金は更なるランサムウェアによる攻撃の運用資金にも回ることは明白です。
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ランサムウェアによる攻撃を仕掛ける人間を支援する行為ですので、脅威は未然に防ぐようにしましょう。
自分のパソコンがウイルス拡散元になる
ここからは、インターネットに繋がった端末ゆえの怖さです。攻撃による被害が自分1人だけには留まらず、他人にまで広がるケースですね。
これは昔から良くあるパターンで、ソフトウェアのウイルスがウイルスと呼ばれる所以でもありますが、感染したパソコンがさらに迷惑メールなどを経由して「ウイルスをばらまく起点」になってしまう可能性があります。
それぞれのユーザーがパソコンの中に保持している知り合いの連絡先だけではなく、ウイルスを作った悪意ある人間が持っている膨大なメールアドレスのリスト・連絡先まで使って、手元のパソコンがスーパースプレッダーとして悪用されてしまうかもしれません。
脅威自体がネットを経由してやってくるだけでなく、その被害の余波もまたネット経由で幅広く伝搬していく可能性があります。重大な被害を受けたとしてもユーザー1人だけにその範囲が留まるならばまだましですが、それが不特定多数の他者にまで及んでしまったら目も当てられません。
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ネットに繋がっている情報端末のセキュリティを重視しないといけないのは、こういった事情もあるからです。
パソコンが乗っ取られ悪用される
場合によっては、こちらのケースの方がもっと悪い事態に陥るかもしれません。
パソコンを遠隔操作できるマルウェアに感染すると、悪意ある他者によって思わぬ用途に手元の端末が悪用される可能性があります。実際、世界中に乗っ取られたパソコンは大量に存在していて、企業や公的機関などを攻撃するため手足としてフルに活用されています。
実際、「DDoS攻撃(Distributed Denial of Service attack:分散型サービス拒否攻撃)」と呼ばれるサイバー攻撃には、こういった乗っ取られたパソコンを束ねたクラスター、「BOTネット」が使われています。
今のところ、DDoS攻撃に使われた端末のユーザーが刑事的な責任を問われたという話は聞きませんが、セキュリティ対策をおざなりにしていたならば道義的な責任は生まれるかもしれません。
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また、以前ある犯人が悪事を働くために乗っ取ったパソコンを遠隔操作して犯罪行為に及んだ際、乗っ取られた端末のユーザーが誤認逮捕された事例もありました。そういった火の粉が個人にも降りかかる可能性は、常にあります。
個人情報が流出する
こちらもウイルス関連では古典に当たりそうな内容ですが、パソコンに保存してある個人情報等は常に狙われています。意識的に個人情報を保存しなくても、情報端末は使っているうちにいつの間にか様々な個人にまつわるデータをため込んでいくものです。
また、マルウェアによりWebカメラを乗っ取られたら、リアルなプライバシーは覗き放題になります。
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もちろん、メールをやりとりしている知人のメールアドレスの情報などは恰好の的になります。
Windowsパソコンにおすすめのセキュリティソフト4選
Windowsパソコンユーザーがわざわざお金を出してセキュリティソフトを選ぶなら、以下の観点に着目すると良いでしょう。
- Windows セキュリティ以上の防護能力
- Windows セキュリティを超える機能範囲
- Windows セキュリティよりも安定した動作と軽さ
これらの観点から、おすすめできるセキュリティ製品3つをご紹介します。
ノートン 360
まずおすすめしたいのが、ノートン 360です。
この製品は、今ある一般ユーザー向けセキュリティソフトの中で「最も機能が豊富なセキュリティソフト」です。まさに、オールインワンと言える1本に仕上がっています。
独自VPN、ダークウェブモニタリング機能、パスワードマネージャー、独自バックアップ機能など、今風のセキュリティソフトとして考えられる機能のほぼすべてをカバー。
その分、本体価格は高めなのですが、他のセキュリティソフトでは有料オプションとして用意されているような機能が標準装備されているわけですから、追加費用が不要な分むしろ「お得な価格」と言っても良いかもしれません。
基本防護能力も非常に優秀で、Windows セキュリティを超える水準を安定して発揮しています。
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以下の記事では、ノートン 360の性能を実機で検証しています。併せてご確認ください。
マカフィー リブセーフ
家族やデバイス数が多い方におすすめなのが、マカフィー リブセーフです。
マカフィー リブセーフには3年版と1年版の2つのライセンスがありますが、どちらもインストール台数は無制限。同居している家族のデバイスをすべて保護できるので、家族が所有するPC・タブレット・スマホの数が多い方はぜひ検討してみてください。
5台分のVPNライセンスやパスワードマネージャーなど、基本的な防護機能+αの機能も充実しています。
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以下の記事では、マカフィー リブセーフの性能を実機で検証しています。併せてご確認ください。
ESET HOME セキュリティ エッセンシャル
ESET HOME セキュリティ エッセンシャルは、基本防護能力の高さと誤検出の少ない動作の安定感、そして軽さを実現するセキュリティソフトとして近年存在感を増しています。特に、誤検出の少なさは全セキュリティソフトの中でもトップクラスの優秀さを誇ります。
また、他の製品と比較して価格が手頃なのも嬉しいポイント。以下のキャンペーンページからは、3年5台版が21%OFFの9,000円(税込)で購入できます。
ユーザインタフェースの作りも分りやすく、使いやすさという点からもおすすめできる製品です。
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以下の記事では、ESET HOME セキュリティ エッセンシャルの性能を実機で検証しています。併せてご確認ください。
ウイルスバスタークラウド
ウイルスバスタークラウドは日本国籍会社が開発元の総合型のセキュリティソフトで、個人情報を守る「情報漏えい対策」機能を利用できる点が大きな強みです。
保護したい個人情報(マイナンバー・住所・電話番号など)を「守りたい情報」として登録しておくことで、これらの情報が知らないうちに第三者に送信されてしまうことをブロック。
この機能を使えば、お子さまが知らず知らずのうちにSNSなどで住所などを送信してしまうことも防げます。
指定したフォルダの中身をより強固に保護する機能も搭載されており、大切なデータのセキュリティレベルを上げたい方にもおすすめです。
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以下の記事では、ウイルスバスタークラウドの性能を実機で検証しています。併せてご確認ください。
タイプ別に診断!セキュリティソフトが必要な人・不要な人
最後に、どんな方に有料のセキュリティソフトが必要で、どんな方ならWindows セキュリティだけで充分なのか、タイプ別の分類をしておきます。
こんな方にはセキュリティソフトの導入がおすすめ
以下のような方たちには、有料セキュリティソフトの購入をおすすめします。基本線としては「ネットのサービスをフル活用するユーザー」と考えてください。
仕事にも自宅のパソコンを使用するユーザー
高度なセキュリティが要求される会社のPCにセキュリティソフトを使用するのは常識ですが、テレワークが浸透した現在は「個人のPCも仕事に使用している」という方も増えています。
仕事上の情報をパソコンに保存している方には、さまざまな角度からパソコンを防護できる有料製品がおすすめです。
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例えば、ノートン 360にはノートン独自のクラウドストレージを活用したバックアップ機能が搭載されています。バックアップはランサムウェアなどによるデータ破壊に対する究極的な防護手段になり得ますので、導入しておくと安心できます。
ネットバンキング等を利用するユーザー
ネットバンキングに限った話ではないのですが、代表的なものとしてタイトルに入れました。広めに考えると、ネットショッピングも含まれると思います。
つまり、銀行や買物といったお金が関わるようなネット上のサービスを利用する方ですね。こういった用途での利用が多い方は、セキュアブラウザを利用するなど、より高いレベルのセキュリティ対策を行うべきです。
また、通信回線自体のセキュリティを向上させたい方は、セキュリティソフトに加えてVPNサービスの利用も検討すると良いでしょう。フリーWi-Fiなどセキュリティレベルが低い回線につなぐ機会が多い方にとっては、セキュリティソフトと同様に必須とも言えるサービスです。
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容量無制限のVPNサービス機能が標準搭載されている点も、ノートン 360の特徴です。この機能を利用すれば、PCやスマホといったデバイス本体だけでなく通信回線の安全性も高めることができます。
ネットゲーマー
ネットワークゲームなどでは「アンチチートプログラム」がかなりトリッキーな動作をすることが多く、セキュリティソフトの誤検出を誘発する可能性が高いです。これを回避するために、誤検出が少なく安定した動作のセキュリティソフトを選ぶ意味があります。
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また、ゲームの動作を妨げない軽い動作感や、無用な通知でゲームの中断を妨げることがない「ゲームモード」の存在も、有料セキュリティソフトを選ぶ動機付けになるでしょう。
こんな方はWindows セキュリティで充分
一方で、Windows セキュリティだけでも十分なのは、以下のような方たちです。
パソコンではWeb検索やネット動画視聴ぐらいしかしないユーザー
パソコンでインターネットの各種サービスをそれほど深く使い込まない方なら、Windows セキュリティで充分と言えるでしょう。
パソコンは、ちょっとした調べ物でネット検索を行なう程度、ネット動画も少し視聴する程度であれば、Windows セキュリティの基本防護能力だけでも十分に保護が間に合います。
オフラインメインでネットのサービスをあまり使わないユーザー
インターネットはあまり利用せず、パソコンは年賀状印刷などのオフライン作業に使用することが多いという方も、Windows セキュリティだけで十分でしょう。
ウイルスやマルウェアが入り込んでくる経路はインターネットだけではありませんから、もちろんセキュリティソフト自体が不要と言うことはありません。知り合いから何かのデータをもらう時につかうUSBメモリやSDカード経由でも感染のリスクはありますからね。
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ただ、そういったレベルのデータのやりとり程度であれば、Windows セキュリティも十分に仕事をしてくれます。
まとめ
人間が作るものですから、セキュリティソフトも完全なものではありません。これは、Windows セキュリティも他の有料製品も同じです。
ですが、セキュリティソフトはパソコンで起こっていることをしっかりとウォッチしてくれます。人間の出来る範囲では塞ぎきれないセキュリティ上の穴を、より小さなものに変えてくれるのです。
一般的に、セキュリティ対策の心得として「怪しいメールは開かない」といったことが言われています。
しかし、攻撃側が本気で狙いを定めた攻撃には、怪しく見える要素は一切ありません。そこまで徹底した攻撃を、個人が対処するのはかなり大変です。
一般ユーザーに対してそこまで本気の攻撃が飛んでくることはごくごくまれとは言え、セキュリティリスク対策は「専門家」であるセキュリティソフトに任せてしまうのが安心なのではないでしょうか。