銀座のクラブに勤務する筆者が「銀座に出没するちょっと残念なおじさん」をご紹介します。
今回ご紹介するのは、ホステスに対し「僕って何歳に見える?」と年齢当てクイズをはじめ、その場にいる人たち全員に気を遣わせるおじさんです。
ちゃんと"年相応"ですが……
「~ちゃんってまだ21歳なんだって!」「え! 若ーい!」なんていう話をしていると、
「じゃあ僕って何歳に見える?」
と、年齢当てクイズを始めるおじさんがいます。
定番中の定番ですし、うーん、と考えたフリだけしておいて、マイナス20歳の年齢を答えておけばOK。
「うーん…私、これ得意なんですよ。当てますよ。43歳?」
「ブッブー! 本当は65歳でーす!」
狙い通り、おじさんは大喜び。良かった良かった。でも、ちゃんと年相応です。安心してください。
だって若く見積もってあげないとすぐ機嫌悪くなるじゃん
これは私が新卒の頃のお話です。当時の私は、大阪市内にある某広告代理店の営業をしていました。
たしか入社して2週間ほどのことで、定時を過ぎてからも事務所にいる人たちのことを気にして何となくお付き合い残業(?)していたところ、同じ部署のマネージャーだったか、シニアマネージャーだったかとにかく大学を卒業したばかりの22歳にとってはあまり馴染みのない肩書きが名刺に印刷されているおじさんが
「ところでオレは何歳でしょう? ヒント。オレには4歳になる娘がいます!」
と、私に話しかけてきました。
22歳にとってはシワシワの生き物はひとまとめに「老人」です。突然話しかけられて慌てた私はバカ正直に、
「えっと…私のおじいちゃん(当時70歳くらい)と同じくらいですか?」
と、答えました。
すると彼は
「そんなわけないだろ! お前はバカか? オレはバカだけは大っ嫌いなんだよ! お前とはもう関わりたくない!」
と、言って激昂しました。しかもその後、私が退職するまで本当にひと言も口をきいてくれませんでした……。
目を覚ましましょう
今回は、ホステスに対し「僕って何歳に見える?」と年齢当てクイズをはじめ、その場にいる人たち全員に気を遣わせるおじさんを紹介しました。
若い女の子にとって、40歳も80歳も総じておじいちゃんです。
もうひとつ残酷なことを告白すると、10代や20代の女の子の言う「年上の男性が好き」ですが、この場合の「年上の男性」というのは、せいぜい26歳から28歳までの男性のことを指します。
皆さんはおそらくですが対象外です。南無。