今回のテーマは「お金持ちに共通するマインドセット」です。
マインドセットとは、物事の判断や行動の基準となる考え方のことを指します。
銀座のクラブに通うお客様に「大切にしているマインドセットはありますか?」と尋ねてみたところ、様々な答えが返ってきました。
では、さっそく解説します。
1.他責思考をしない
今回はお客様約10名にアンケートを実施しました。統計、市場調査だとしたら不十分なボリュームですが、あくまで「とあるクラブのとあるお客様のケース」として楽しんでいただけましたら幸いです。
お客様からお寄せいただいた回答の中で最も多かった、大切にしているマインドセットは「他責思考をしない」でした。
理由としては
- 反省を怠れば同じミスを繰り返すことになるから
- 他責思考では改善すべき点を見つけることができないから
- 他人のせいにするのは簡単だが他人を変えるのは難しいから
- 失敗の原因を他者に求めるのは単純に気分が悪い
といったものがあげられました。
問題が発生した際に、その問題を自分ごととして捉えることができず、他人任せになってしまう方は周囲からの信頼を得にくいでしょう。ましてや、部署や企業のトップが他責的な姿勢だと、部下や従業員にとっては「頼りない人」となってしまいそうです。
2.他人と比べない
お客様からお寄せいただいた回答の中で2番目に多かった、大切にしているマインドセットは「他人と比べない」でした。
理由としては
- 見栄を張っても仕方ないから
- 他人と比べても何も良いことがないから
- 他人を僻んだり嫉んだりしても意味がないから
- 自分の価値基準を持つことが人生を楽しむコツ
といったものがあげられました。
アメリカ合衆国の実業家で、マイクロソフトの創業者のビル・ゲイツ氏は「自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為だ」と語っています。他者と比較して、自身の優劣を測るなんて確かに愚かですよね。
フォーブスの世界長者番付で13年連続の世界一に輝いた資産家でもあるビル・ゲイツ氏が言うのですから間違いないでしょう。
3.お金を儲けることは尊いことと捉える
お金を何よりも大切なものとして崇めることを「拝金主義」と言ったり、お金儲けに余念のない人のことを「金の亡者」と呼んだり、反対にお金を求めずつつましく暮らすことを「清貧」と呼ぶなど、お金を稼ぐこと=汚いこと、と捉える風潮もあるようです。
しかし、事業を成功させ、利益を生み、お金を儲けることは本当に汚いことなのでしょうか。
お金持ちはそうは考えません。お金を儲け、事業を拡大できれば、さらに多くの方に製品やサービスを提供できます。企業はより多くの方に製品やサービスを届けることで、社会に貢献しているのです。
よって、お金持ちは、お金を儲けることは尊いことであると捉えています。お金とは社会に貢献し、提供した価値の対価として得られるものだからです。
もし、「お金持ちはズルいんだ。なぜならお金はズルをして稼ぐものだから」と考えているのだとしたら、それはご自身がご自身に対し「私はズルでもしない限りは富を得られないのだ」と宣言しているようなものです。そんな悲しいことを思ったり、口に出したりしてはいけませんよ。