6月のボーナスシーズンを前に、「とりあえずNISAで積立を増やそう」と考えている人も多いのではないでしょうか。一方で、相場環境の変化や投資への関心の高まりを受け、「もっと資金効率を高める方法はないのか」と考える人も増えています。

そんな中で注目されているのが、少ない資金でもより大きな金額の取引ができる「信用取引」です。ただし、リターンを狙いやすい反面、リスクも大きくなるため、仕組みを理解しないまま始めるのは危険です。

本記事では、信用取引の基本的な仕組みやメリット・デメリット、初心者が気を付けたいポイントをわかりやすく解説。あわせて、信用取引に向いている証券会社の特徴も紹介します。

信用取引とは

信用取引とは、国内株式の取引方法の1つです。保有している資金以上の規模で取引できるため、資金効率を高めて売買できます。

具体的には、まず現金や株を担保として証券会社に預けます。担保を基に、証券会社からお金を借りて株式を買ったり、株券を借りてそれを売ったりする取引です。

信用取引に対して、自己資金で直接株を買うのが現物取引です。

信用取引のメリット

  • 少ない資金で効率的に取引できる
  • 下落相場でも利益を狙える

信用取引は、預けた担保のおよそ最大3.3倍まで取引ができます。たとえば30万円預けるなら約99万円までの売買ができるということです。

また、信用取引は売りから始める取引ができるのも大きな特徴です。たとえば1株5,000円の時に売り、4,000円になったところで買い戻せば、差額の1,000円が利益になります。

信用取引のデメリット

  • リターンが大きい分、リスクも大きい
  • 追証が発生することがある

信用取引は自己資金以上の規模で取引ができるため、リターンも増えますがリスクも大きくなります。リスク管理をしっかりできる、投資の中級・上級者の方におすすめです。

追証とは「追加証拠金」のことです。損失が膨らんで一定の範囲を超えると、追加証拠金の入金をしなくてはなりません。

信用取引の賢い活用方法

信用取引をスマートに使いこなすためのコツを解説します。

投資資金の一部だけを使う

信用取引はミドルリスク・ミドルリターン、あるいはハイリスク・ハイリターンの投資です。投資資金のすべてを回すのではなく、一部だけにしましょう。

レバレッジは低めに設定する

初心者の方は取引に慣れるため、レバレッジを低めに設定することをおすすめします。最初の頃は高いレバレッジをかけず、徐々に上げていくようにしましょう。

損切り注文を出しておく

信用取引は、想像もしていなかった規模の損失が発生するリスクがあります。リスクを限定するため、損切り注文は必ず出しておきましょう。

損切りとして、具体的には逆指値などの注文方法を利用できます。

手数料をチェックする

信用取引では、現物取引にはない手数料も発生します。具体的には金利、貸株料、逆日歩などです。

これらのコストがどのくらいかかるのか、事前にチェックした上で取引を始めましょう。

  • ※画像はイメージ

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信用取引におすすめの証券会社

最後に、信用取引に向いている証券会社を3つ紹介します。

SBIネオトレード証券

信用取引のコストを最優先にして証券会社を選ぶ場合、SBIネオトレード証券は有力な選択肢です。取引手数料無料に加え、買建玉を持つ際の金利「買方金利」は、制度信用取引が2.30%、一般信用取引が2.75%と業界トップクラスの低さになっています。

取引をするほど金利が優遇されるプログラムもあり、最良優遇金利は1.79%が適用されます。初めて信用取引を行う方に加え、これから中長期的に利用したい方にもおすすめです。

楽天証券

楽天証券も、信用取引の手数料が比較的低水準の証券会社の1つです。ゼロコースや超割コース(大口優遇)では、信用取引の売買手数料が無料となっています。

また、初心者でも取引を管理しやすい機能や、建玉状況を調整しやすいサービスなども用意されており、使いやすい環境が整っています。

三菱UFJ eスマート証券

三菱UFJ eスマート証券は、旧auカブコム証券がリニューアルして誕生した証券会社です。SOR注文を利用した場合、条件に応じて取引手数料が無料になるコースもあります。

デイトレード信用取引なら、金利や貸株料も0%のため、取引コストなしで信用取引ができます。大口優遇プランもあり、たくさん取引をする方、保有金額が多い方にも向いています。