オンキヨーは4日、ネットワークステレオレシーバー「TX-8050」と、CDプレーヤー「C-7030」を発表した。いずれも4月21日発売。価格は、TX-8050が5万8,900円で、C-7030が3万7,800円。

ネットワークに対応したチューナーアンプ「TX-8050」と、同時発表のCDプレーヤー「C-7030」に、スピーカーシステム「D-212EX」を組み合わせた例

TX-8050

TX-8050はネットワークオーディオに対応したチューナーアンプ。radiko.jpに対応するほか、DLNA 1.5のプレーヤー機能を登載しており、家庭内のLAN環境で、PC内などに保存されている音楽ファイルを再生可能だ(TX-8050のディスプレイは半角英数字にのみの対応で、日本語のアーティスト名や曲名の表示には対応していない)。また、フロントパネルにはUSBポートを装備。iPhone/iPod Touchi、USBデバイスに保存されている音楽ファイルの再生にも対応する。対応しているファイルフォーマットは、MP3(8~320kbps)、WMA(5~320kbps)、WMA Lossless(5~320kbps)、WAV、AAC(8~320kbps)、FLAC、Ogg Vorbis(48~500kbps)、LPCM(LANからのみ再生可能)。MP3/WMA/WMA Lossless/AACではVBRにも対応している。1日に同社が発表した、USB接続タイプのLANアダプター「UWF-1」にも対応。ワイヤレスでのネットワーク接続も可能だ(USBポートは1基)。また、iPhone/iPod touch用の専用アプリ「Onkyo Remote」でiPhone/iPod touchをリモコンにすることも可能だ。

アンプの定格出力は、100W×2(6Ω、1kHz、全高調波歪率0.08%以下)。同社独自のワイドレンジ技術WRAT(ラット)により、再生周波数帯域の広域化と聴感上のS/N比を両立させている。また、PLL方式のジッタークリーナーも登載。入力端子は、映像がコンポジット×4、デジタル音声が光×2/同軸×2、アナログ音声×6、Phono×1(MM)となっている。出力端子は映像がコンポジット×2、アナログ音声×2、2.1chプリアウト出力×1、ZONE2出力×1となっている。スピーカー出力はバナナプラグに対応した大型のターミナルを2系統装備する(4~16Ωに対応)。チューナー部分は、FM/AMの受信が可能で、40局のプリセットに対応する。

同時発表したCDプレーヤーC-7030は、VLSC(A/D変換時のノイズをローパスフィルターで除去するのではなく、基準となるベクトル発生器からの信号とDAコンバータからの信号の比較を行い、差分をフィードバックすることでノイズ成分を除去する同社オリジナルの方式)や、高精度のクロック(±10PPM)、高精度DAC(24bit/96kHz対応)などの採用などにより、高い音楽再生能力を持つモデル。