シャープは5月31日、「AQUOSブルーレイ」の新モデル「BD-HDW700」「BD-HDW70」と、「AQUOSオーディオ」の新モデル「AN-AR630」「AN-AR530」「AN-AR430」を発表した。発売日は、AQUOSブルーレイが7月20日、AQUOSオーディオが7月30日を予定。価格はオープンで、市場価格はBD-HDW700が30万円前後、BD-HDW70が20万円前後、AN-AR630が13万円前後、AN-AR530が10万円前後、AN-AR430が9万円前後と予想される。

3Dコンテンツへの対応だけでなく、2番組同時の10倍長時間録画や、無線LANユニットの内蔵など、日常的な利便性も高い「AQUOSブルーレイ」

BD-HDW700/70は、同日発表された「AQUOS クアトロン 3D(LVシリーズ)」と接続して、3Dコンテンツを楽しむためのBDレコーダー。BD-HDW700が2TB、BD-HDW70が1TBのHDDを搭載する。デジタルチューナーを2基搭載しており、2番組の同時録画が可能。「新トランスコーダー」の採用で、2番組同時録画の場合でも、両方の番組とも最長10倍の長時間モードが利用できる。「長時間録画マルチタスク」にも対応しており、2番組を長時間モードで録画中でも、BDコンテンツの再生や、HDDからBDへのダビングなどが可能だ。

また、スカパー!HDやCATVのハイビジョン番組の録画に対応するほか、DLNAのサーバー機能を搭載。ネットワーク接続の手間を減らす、無線LANユニットも本体に内蔵されている(IEEE802.11a/b/g/nに対応)。

ヘッドホンでのサラウンド再生が可能なドルビーヘッドホン機能も搭載。夜間などでも、臨場感の高いサラウンド再生を楽しむことができる。さらに、ドルビーヘッドホン機能の音の特性に合うようにチューニングされたヘッドホン「VR-HSA100」(オープン型)「VR-HSB10」(密閉型)も同時発表された。ヘッドホンの発売は7月30日を予定。価格はオープンで、市場価格は、VR-HSA100が1万円前後、VR-HSB10が5,000円前後と予想される。

AQUOSオーディオは、3D映像信号のパススルー、ARC(オーディオリターンチャンネル)、AQUOSファミリンクIIに対応するラックシアター。HDMI端子は、2入力/1出力を装備する。AN-AR630が60V~52V型、AN-AR530が52V~46V型、AN-AR430が46V~40V型のAQUOSに、それぞれ対応。フロント、センター、サブウーファーの3.1ch構成を採用しており、実用最大出力は90W×3+230W。スピーカーユニットは、フロント/センターには、10cm径フルレンジを各1本、密閉型のキャビネットに搭載、サブウーファーは18cm径ユニットを、バスレフ型のキャビネットに搭載する。

「AQUOSブルーレイ」が搭載しているドルビーヘッドホン機能に合わせたサウンドチューニングが施されているヘッドホン「VR-HSB10」(手前)「VR-HSA100」(奥)

3D映像信号のパススルーやARCにも対応する「AQUOSオーディオ」