四月からの新生活の準備もそろそろ佳境に入ろうかというこの季節、ぜひこの機会に見直してほしいのが、通信環境の整備、特に固定回線だ。今回は、マイナビニュース会員504人を対象に実施した「固定回線を使っていない理由」と「使っていて便利に思う点」のアンケート結果をもとに、固定回線への印象と、感じられるメリットを考察したい。

また、 今後固定回線サービスの契約を検討している人におススメしたいのが光回線サービス「IIJmioひかり」とMVNO「IIJmio」の組み合わせだ。詳しくは後述するがセットで契約することで現在では、割引キャンペーンが数多く展開されており、実質4,000円を切る料金で固定回線とモバイル回線を運用することができる。すでに、固定回線の契約が視野に入っているという人は、ぜひともチェックしてほしい。

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固定回線を使わない理由は? メリットは?

それでは、アンケート調査の結果を考察していきたい。今回、マイナビニュースでは20代から30代の読者504名を対象にアンケートを実施した。まずは第1問、光回線などの固定回線を利用しているユーザーの割合だ。

  • Q1:「光回線などの固定回線を使っていますか?」(n=504)

  • はい:回答数394 / 割合78.1%
  • いいえ:回答数94 / 割合18.7%
  • 現在は契約していないが、近い将来する予定がある:回答数16 / 割合3.2%

グラフの通り、固定回線を使っていない層は、合計で110人(21.9%)。この質問では回線の種別までは判別できないが、総務省の報告書「平成28年通信利用動向調査の結果」によれば、光回線の世帯普及率は約60%に達しているため、回答者の約半数近くは光回線を利用していると予想される。

とはいえ、この質問はマイナビニュースを読んでいる、ITリテラシーの高い層に対して実施されたため、一般層にまで広げれば、固定回線を使っていない割合はもっと大きくなる可能性がある。特に若年層はスマートフォンなどのモバイル回線への依存が高いためにこの傾向が高く、たとえば今の大学生は固定回線を持っている割合が1割程度と言われているのだ。

それでは、固定回線を使っていないユーザーは、なぜ導入していないのか。この質問に対する答えが次のグラフだ。

  • Q2:「(Q1で『いいえ』と回答した人に質問)固定回線を契約されていない理由について教えてください(複数回答可)」(n=94)

  • WiMAX等の自宅でも利用ができるルータを持っているから:回答数35 / 割合27.1%
  • 料金が高そうだから:回答数34 / 割合26.4%
  • スマホの大容量プランを契約しているから:回答数19 / 割合14.7%
  • 工事などが面倒そうだから:回答数17 / 割合13.2%
  • 家ではあまりインターネットを使わないから:回答数13 / 割合10.1%
  • PCなどインターネット接続する機器をほかに持っていないから:回答数8 / 割合6.2%
  • その他:回答数3 / 割合2.3%

理由として高い順に、「モバイルルーターを持っているから」「料金の高さ」「スマホの大容量プランがあるから」「工事が面倒だから」「家ではインターネットを使わないから(使う機器がほかにないから)」となった。

前述したように、若年層を中心にPCからスマホに使用する機器がシフトしており、スマホが使えればいい、あるいはモバイルルーターを使えれば携帯ゲーム機なども利用可能だ、というのが大きな理由になっているようだ。

今やモバイル回線でも数百Mbpsと、光回線(一般的に1Gbps以上)に匹敵する速度が出せる時代。3G以前の通信環境を知っているユーザーには夢物語のようではあるが、ブロードバンド回線としてモバイル回線がストレスなく利用できるようになったため、回線種別が気にならなくなっているのだとも言えるだろう。