マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」から登場した「NEXTGEAR-NOTE i71110」シリーズは、17.3型のG-SYNC対応4Kディスプレイを搭載した超ハイエンドゲーミングノートPCだ。描画クオリティが高く、動きが激しい昨今の重量級ゲームを快適にプレイできる実力を持ったこのシリーズの、ベースモデルである「NEXTGEAR-NOTE i71110BA1」を紹介しよう。
ノートPCながら330W×2の大容量電源でハイパワーを支える
「NEXTGEAR-NOTE i71110」シリーズは、CPUにIntel Core i7-6700、またはIntel Core i7-6700Kを搭載し、グラフィックス機能としてNVIDIA GeForce GTX 1080 SLIを採用している。スペックだけみても並のゲーミングPCを超えるパフォーマンスを備えたマシンであることがわかるが、それを支えるためのものとして、箱を開いてすぐ目につくのが大きな2つのACアダプタだ。
ゲーミングノートPCは大容量の電源を必要とするため、オフィス向けなどのノートPCに比べると大きなアダプタを採用しているものだが、本シリーズでは専用のパワーコンバーターを使って、2つの330Wアダプタから電源を供給する。
Core i7-6700+16GBメモリにGeForce GTX 1080SLIは超快適!
これだけ強力な電源供給を実現することで、デスクトップクラスのCPUやSLI構成のグラフィックスパワーを引き出せるのだ。それでは実際のパフォーマンスをベンチマークテストで確かめてみた。
まずはWindowsの快適さを評価するプログラム「WinSAT.exe」を実行し「Windowsエクスペリエンス インデックス」の形式で評価すると、以下のようになる。グラフィックスのスコアが低いのは、CPU統合のIntel HDグラフィックス530が有効になっているせいだ。
PCの総合的な力を見る「PCMark 8」の結果も非常に高いスコアになっている。グラフィックス性能を測る「3DMark」でも高い処理能力が求められる「Fire Strike」「Time Spy」ともに相当なハイスコアで、最新ゲームへの対応力の高さが感じられる。
またVR性能をはかるベンチマーク「SteamVR Performance Test」も実行してみたが、こちらもVRヘッドセットを快適に動作させられる「VRレディ」となった。しかも平均忠実度はずっと「非常に高い」をキープしているという結果が出ている。もう1つVR性能をはかるものとして「VRMark」も実行してみたが、こちらも高いスコアとなっており、VR環境でゲームを楽しみたいだけでなく開発者に対しても十分な性能を持っていることがわかった。