さすがの高性能で、3DゲームやVRも快適に利用できる

では、Aurora R5のパフォーマンスをチェックしていこう。まずは、CPUの処理能力やGPUのOpenGL処理能力を評価する「CINEBENCH R15」の結果だ。こちらを見ると、CPUはマルチスレッド処理で915cb、シングルスレッド処理で180cbと、さすがの好成績。Skylake-Sこと第6世代Coreプロセッサ最強のCore i7-6700Kを搭載しているだけのことはあって、余裕の処理能力と言える。また、OpenGLの結果も同様で、こちらもNVIDIA製GPU最強のGeForce GTX 1080を搭載していることで、非常に高い結果となっている。この結果を見るだけでも、Aurora R5の高いポテンシャルが十分に伝わってくる。

CINEBENCH R15の結果

続いて、ゲームの快適動作の指標となる、3D描画能力を計測するベンチマークソフト「3DMark」の結果だ。今回は、3DMarkに用意されているテストの中から、DirectX 11環境での描画性能を計測する「Fire Strike」と、DirectX 12環境での描画性能を測る「Time Spy」の2種類を利用。双方とも解像度は1,920×1,080ドットで計測した。

まずFire Strikeの結果だが、こちらも非常に優れるスコアとなっている。フルHDでのテストと、ハイエンドGPUにしてみると比較的軽めの環境ではあるが、これだけの高スコアが発揮されるとあれば、最新ゲームの4Kでのプレイも十分に視野に入れられるのはもちろん、VRシステムを利用する場合でも全く不満を感じることはないはずだ。

3DMark Fire Strikeの結果

同様に、Time Spyのスコアも十分に優れている。こちらは最新のDirectX 12環境でのテストで、負荷も非常に大きいが、Graphics testのフレームレートが40fps前後を記録しており、これなら実際のDirectX 12対応ゲームも十分快適にプレイできるレベルと言えるだろう。

3DMark Time Spyの結果

内蔵のシステムドライブは、M.2フォームファクタでPCI Express接続の512GB SSD だ。CrystalDiskMarkを使って、簡単にパフォーマンスを調べてみた。Q32T1( マルチキュー&スレッド)環境で、シーケンシャルリードが2,604MB/秒、シーケン シャルライトが1,599MB/秒をマーク。4Kランダムリードは708.8MB/秒、4Kランダ ムライトは522.6MB/秒と、申し分ないスピードだ。普段の利用シーンでストレー ジがボトルネックになることはないだろう。

CrystalDiskMarkの結果

また、VRシステムの快適度をチェックするため、「SteamVRパフォーマンステスト」を実行してみたが、90fps以下のフレームは0%、忠実度は11の”非常に高い”という結果だった。VRシステムで必要とされる推奨性能を上回り、快適にVRシステムが利用できるという評価で、この結果からもVRシステムへの適応も問題がないと言えそうだ。

SteamVRパフォーマンステストの結果

最後に、実際のゲームベンチマークの結果を紹介する。まずは、比較的動作の軽い「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k」の結果だが、当然「すごく快適」となった。今回は4Kディスプレイを用意できなかったのでフルHDでの測定となったが、4K解像度でも余裕のスコアを記録すると考えられる。

「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k」の結果

定番ゲームベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の結果も同様。DirecrX 11、最高品質、フルHD解像度でのテストでは、こちらも「非常に快適」の評価。このクラスのPCにとっては軽すぎるベンチマークだが、このあたりからもAurora R5のポテンシャルの高さがよくわかるはずだ。

「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の結果

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4K環境やVRも見据えた高性能ゲーミングPCとして魅力的な選択肢

ここまで見てきたように、Aurora R5は高性能CPUや、最新GPUのNVIDIA GeForce 10シリーズなどを惜しげなく採用することで、現役最強クラスのパフォーマンスを備えるゲーミングPCに仕上がっている。当然、3Dゲームの4Kプレイはもちろん、高い性能が求められるVRにも余裕で対応できるだろう。

また、高性能パーツを安定して駆動できる優れた冷却性と、高負荷時でも静かな静音性、そして拡張カードやストレージデバイスをツールレスで装着できる内部メンテナンス性の高さを備える比較的コンパクトなオリジナルケースも、大きな魅力のひとつ。

今回試用した、Intel Core i7-6700KやNVIDIA GeForce GTX 1080などを詰め込んだ「Aurora R5 スプレマシー」は、販売価格が289,980円となっているが、搭載するCPUやグラフィックスカードなどの単体販売価格を考えると、特別高価というわけではない。もちろん、スペックを自由にカスタマイズできるため、スペックを控えめにしてコストを抑えるという選択肢も可能。その場合でも、メンテナンス性に優れるケースのため、将来のパワーアップも問題ない。ミドルレンジからハイエンドまで、幅広いPCゲーマー層に柔軟に対応できる、魅力的な製品と言える。

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