タッチパネルから便利な機能をかんたん利用
「MFC-J6973CDW」の操作パネルには、3.7型のタッチ対応液晶パネルが用意されている。スマートフォンやタブレットのようなフリック操作が可能で、直感的に扱えるのは大きなメリットのひとつだ。
タッチパネルからはコピーやスキャン関連の便利な機能を呼び出せるほか、インク残量の確認やプリントヘッドのクリーニングなど各種メンテナンス機能を利用できる。なかでも特に注目したいのが、ファクス機能についてだ。
一般的なファクスでは、受信した文書を一度印刷しないと内容を確認できない場合が多い。しかし「MFC-J6973CDW」の「みるだけ受信」機能を利用すれば、受信した内容を液晶パネルで確認できるのだ。逆にこちらからファクスを送る場合、「みてから送信」機能を利用することで送信前に文面を確認できるので、誤送信を減らすことができる。
受信したファクスは本体だけでなく、パソコンやスマートフォン、タブレットからでも確認できる。あらかじめメールアドレスを設定しておくことで受信したファクスを自動的に転送したり、「Dropbox」や「Evernote」などのクラウドサービスへ受信内容を自動的にアップロードすることができるのだ。受信したファクスを外出先から確認したり、仕事のメンバー同士で共有するのに向いている。もちろん同じ場所にあるパソコンからでもファクスの内容を確認可能だ。
スマートフォンで受信した文書を印刷したい場合、わざわざパソコンから文書を開きなおして印刷するのは面倒だ。そこで活用したいのが、スマートフォンやタブレットとの連携機能。専用アプリを使うことで写真や文書を印刷したり、外出先から文書の印刷を開始したりできる(Googleクラウドプリントを利用)。
また無線LANのない環境でも、Wi-Fiダイレクトでの接続が可能。NFC対応の端末なら、端末を本体に近づけるだけでもOK。パソコンを使わなくても、スマートフォンやタブレットから手早く印刷できるのだ。
このように、「MFC-J6973CDW」には便利な機能が豊富に用意されている。まだまだほかにもあるので、ぜひブラザーの公式サイトで確認していただきたい。
最新モデルと前モデルの違いは?
「MFC-J6973CDW」は前モデル「MFC-J6970CDW」と本体サイズや重量は同じ。性能的にも大部分が共通しているが、以下の部分が異なっている。
・カラーの印字コストが6.3円/枚から6.1円/枚に向上
・ファースプリント/ファーストコピーにかかる時間が短縮
・操作パネルの使い勝手を改善
・「ファクスtoクラウド転送」機能の搭載
このなかでも特に注目したいのが、ファーストプリント/ファーストコピーにかかる時間が短縮された点と、操作パネルの使い勝手が改善された点だ。
インクジェット複合機を使ったことがある人ならご存知だと思うが、1枚目のプリントやコピーは通常よりも長く時間がかかる。これはプリントヘッドのクリーニングや給紙などが行なわれているためで、ある程度仕方のないことだ。
「MFC-J6973CDW」ではカラー文書1枚目のコピーにかかる時間が、前モデルよりも4秒短い14秒となっている。プリントはさらに速く9.5秒。オフィスでは1枚から数枚程度の文書印刷が中心と言われるだけに、1枚目の出力が速くなった点については歓迎したい。
操作パネルについては前モデルでは光沢のある鏡面加工だったが、新モデルではシボ加工によって光沢のない仕上がりになっている。メーカーによると、ユーザーから「光沢があると指紋の跡が目立つ」という声を反映した結果ということだ。また数字ボタンの間に打ち間違い防止用の仕切り線が入っている点もポイント。ユーザーの意見を取り入れて細部まで改良するメーカーの姿勢が感じられる。
お手ごろ価格で高コストパフォーマンス!
「MFC-J6973CDW」の価格はオープン価格だが、メーカーが公表した参考価格は62,100円(税込)とされている。家庭向けのインクジェット複合機に比べれば価格は上だが、ランニングコストを含めたプリンターとしてのパフォーマンスやコピー/スキャナー/ファクスとしての機能の充実ぶりから考えれば、コストパフォーマンスはかなり高い。なによりA3ですべての機能を使えるモデルとしては破格の値段だ。A3対応機やランニングコストに優れたモデルを探している人にぜひオススメしたい。
(マイナビニュース広告企画)