フルHDでもゲームがプレイ可能
Windows 7のWindowsエクスペリエンス インデックスでは、CPUが7.5、メモリが7.7、グラフィックスはデスクトップ/ゲームとも7.1という結果になった。CPUとメモリの値は順当なところだが、特にゲーマー向けの機種ではないにもかかわらず、グラフィックスのスコアも7以上というところで、GeForce GT 745Mは期待以上の力を持っているといえそうだ。
ちなみに「TMPGEnc Video Mastering Works 5」で、約380MBのMPEG2-TSファイルをAVCHDに変換してみたところ、標準のソフトウェアエンコーダー「x264」では、7分39秒の時間がかかった。一方、同ソフトでNVIDIAの並列処理機能「CUDA」をオンにしたところ、1分17秒で作業が完了した。外部グラフィックには描画能力が求められることが多いが、動画変換やRAW現像といった処理で有効なのがよくわかる。
また、CPUのリソースを使って3Dレンダリングを行うCINEBENCH R15のスコアも計測。「583cb」というスコアをたたき出した。試用機が搭載していたCPUは4コア8スレッド処理が可能なCore i7で、マルチスレッドに対応したソフトでその威力を発揮するだろう。
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グラフィックスのスコアが2つとも7以上となり、ゲーマー向けでない機種としては期待以上の数値といえる |
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CINEBENCH R15のスコア |
実際のゲームを利用したベンチマークテストの結果を見ても、標準的なグラフィックス設定であれば、1280×720ドットのみならず1920×1080のフルHDでも動作可能な水準となっている。「フルHD時も滑らかで美しいグラフィックス」とまではいかないにしても、プレイ自体には特に支障がないレベルの描画性能が得られると考えられる。ドラゴンクエストXのように比較的負荷の軽いタイトルなら、解像度と描画品質の両方を上げても問題なくプレイが可能だろう。
BIOHAZARD 6 ベンチマーク |
1280×720 |
4256 |
1920×1080 |
2642 |
モンスターハンター フロンティア オンライン ベンチマーク 大討伐 |
1280×720 |
6454 |
1920×1080 |
3367 |
ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 |
1280×720【描画設定3】 |
2151 |
1920×1080【描画設定3】 |
1841 |
1280×720【描画設定5】 |
1404 |
1920×1080【描画設定5】 |
1045 |
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
1280×720【高品質(ノートPC)】 |
5396 |
1920×1080【高品質(ノートPC)】 |
3078 |
1280×720【最高品質】 |
4572 |
1920×1080【最高品質】 |
2386 |
ドラゴンクエストX ベンチマークソフト |
1280×720【標準品質】 |
10638 |
1920×1080【標準品質】 |
6711 |
1280×720【最高品質】 |
8574 |
1920×1080【最高品質】 |
5088 |
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画面はファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼアをデフォルト設定で実行した結果。解像度をフルHDにしても「普通」から「やや快適」水準のスコアを得られる |
ドラゴンクエストXであれば、最高設定まで引き上げてもプレイが可能 |
3DMark Vantage Performanceプリセット |
3Dmarks |
P9286 |
GPU SCORE |
8054 |
CPU SCORE |
17158 |
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3DMark Vantage Performanceプリセット |
3DMark Vantage GPU SCORE |
1280×720 |
11234 |
1920×1080 |
5462 |
3DMark 11 Performanceプリセット |
3DMark Score |
P2576 |
Graphics Score |
2419 |
Physics Score |
5732 |
Combined Score |
1924 |
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3DMark 11 Performanceプリセット |
3DMark 11 Extremeプリセット |
3DMark Score |
X765 |
Graphics Score |
683 |
Physics Score |
5863 |
Combined Score |
850 |
eX.computer note N1540Jシリーズは、エントリーモデルにおいてはフルHDディスプレイとCore i5およびGeForceを搭載して7万円台という低価格が、上位モデルにおいてはCPUやSSDといった上級者のニーズにも応えられるハイスペックパーツの存在が、それぞれ光り、ハイスペックかつ買い得感のある新機種となっている。日常使いからゲーム、写真や動画の編集まで、幅広く、かつ長く使い続けることのできるマシンといえるだろう。
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