確実な接続とケーブルの取り回しを心がける

ケーブル接続の前に、マザーボードのどこに接続すべきコネクタがあるのか確認しておこう

マザーボードをPCケースに固定したら、ケーブルの接続作業を行う。Mini-ITXの場合、組み立てが完了したら、ほとんどのコネクタに指で触れられなくなる。そのため接続をし直すことになったら、ドライブベイなどを再びはずさなくてはならない。そうならないよう、確実に、そして丁寧にケーブルをコネクタに接続していくことが肝要だ。また、PCケース内のケーブルの取り回しにも注意すること。空間が狭いのでケーブルがCPUクーラーやケースファンに接触しやすく、その場合、電源を投入した際に異音が生ずる。結局ドライブベイなどを取りはずして作業し直すことになるので、徹底したいところだ。


        
        

1:メイン電源コネクタ。2:+12V電源コネクタ。写真は4ピンだが、8ピンの場合もある。3:SATAコネクタ。白いほうがSATAⅢに対応しており、SSDやHDDなどの起動ディスクはこちらに接続する。光ドライブは黒いコネクタでもOK。4:PCケースファンコネクタ。「SYS_FAN」にPCケースファンのコネクタを接続。5:USBコネクタ。6:フロントパネルケーブル用コネクタ。※すべてマザーボードをPCケースに取り付けていない状態で撮影

ケーブル接続の最難関は、PCケースのフロントパネルから延びる電源スイッチやHDDアクセスランプなどの接続だ。コネクタ自体が非常に小さいうえ、+-の極性を間違えると機能しなくなるものもある。マニュアルを見ながら慎重に作業したい。また、ミニITXのPCケースには、マザーボードを設置してから電源ユニットを装着する製品もある。その場合、メイン電源コネクタや+12V電源コネクタの接続は最後にし、電源ユニットの取り付け作業と同時に行わなくてはならないことがある。使用するPCケースがどのタイプかあらかじめ把握しておこう。

ケーブルの接続が完了したら電源ユニットやストレージ類の装着を行う。Mini-ITXのPCケースは、ミドルタワー型やマイクロタワー型と異なり、専用ステーにストレージを取り付けて装着する製品が多い。専用ステーには取り付け方向が決まっている場合があるので、PCケースの説明書をしっかりと参照しながら作業したい。

        
左の写真のように今回使用したPCケースは、マザーボードの直上に電源ユニットが収まる仕様。電源ユニットを背面から差し込みながら、メイン電源ケーブルなどをマザーに接続することになる。ストレージ類は専用ステーに固定してPCケースに装着する。方向が決まっている場合があるので注意しよう。また中央と右側の写真のように、ストレージのコネクタ部分が狭くなり、指が入りにくくなることがある。SATAケーブルやSATA電源ケーブルを接続してから、ステーをPCケースに固定するのが無難だ

ストレージの取り付けが終了したら、側板や天板を取り付けて完成。なお冒頭でも述べたが、今回チョイスしたマザーボードは無線LANに対応している。無線LAN接続する場合は、背面のコネクタにマザー付属のアンテナを接続しよう。さらにオプションのアダプターを購入すれば、Wi-Di対応で映像までも無線で出力できる。ワイヤレスにこだわるならオプションも注目だ。

側板や天板を装着して完成。ワイヤレスで利用する場合は、背面にアンテナを装着する

果敢にクロックアップするならインテルZ77搭載マザー

ギガバイト「GA-Z77N-WIFI」

コンパクトなボディでも最強マシンを目指すなら、倍率変更によるクロックアップが可能なインテルZ77エクスプレスを採用するマザーボードをチョイスしたい。ギガバイトでは「GA-Z77N-WIFI」がそれにあたる。もちろん倍率変更サポートを示す「K」がプロセッサー・ナンバーに表示されているCPUを選ぼう。

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