さて、eX.computer N156Jシリーズのディテールをチェックしてみよう。まずチェックしたいのがキーボードやタッチパッドといったヒューマンインタフェース。これらは使いやすさに直結するだけに、おろそかにできないポイントだ。キーボードについては、最下段に並ぶキーが変則的で若干横幅の狭いものも存在するが、文字入力を行うメインキーはピッチに余裕がありタイピングしやすい。また、キーのトルクは柔らかめのセッティングで、軽い力で入力できる。とはいえ、キーストロークはしっかりと確保されているので、クリック感はつかみやすいだろう。なお、キーボード右側にはテンキーが備えられており、表計算ソフトなどで活用すれば便利である。
続いてタッチパッドだが、パームレストと一体化したシームレスなデザインになっている。パッド上はザラザラとした質感になっており、汗ばんだ指でも滑らせやすい。入力環境については、キーボードもタッチパッドも扱いやすさを確保している。
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テンキー付きのキーボード。最下段の[Space]キー右側は変則的だが、使用頻度が低いので気にならない |
パームレストとシームレスに設計されたタッチパッド。表面がザラザラになっているので、指をスムーズに動かせる |
接続インタフェースも必要十分だ。右サイドにはオーディオ入出力のほかUSB2.0×2基、DVDスーパーマルチドライブが搭載される。左サイドにはUSB3.0×2基、HDMI出力、D-Sub15ピン、LAN端子、ケンジントンロックという仕様だ。なお、SDカードスロットはフロントに備えられている。注目は左右あわせて4基のUSBを備えていること。13型ワイド液晶以下のノートでは、計3基というのが当たり前で、15.6型ワイド液晶サイズでも3基しか搭載していない場合がある。その点eX.computer N156Jシリーズは必要十分な接続性を確保しているといえる。また、セキュリティ対策用のケンジントンロックも備えているので、オフィスでの利用にも対応する。
カーボンを思わせる紋様と大胆な背面デザイン
最後にデザインをチェックしたい。同製品をみてまず目に付くのが、天板に施されたライン状の塗装。ここにはeX.computerのロゴが刻まれており、デザイン上のアクセントになっている。天板にライン状の塗装が施される例は珍しく、大胆なデザインといえるだろう。また、天板からパームレスト、キーボードの周囲には細かいひし形の紋様が刻まれており、どことなくカーボン素材を連想させ、男性的でメカニカルな雰囲気となっている。
ヤマダ電機グループになってからはデスクトップのみで展開されてきたeX.computerシリーズだが、待望のノートPCが加わったことで選択の幅にかなり厚みが増した。場所に縛られずヘビーな作業やゲームプレイを行いたいというユーザーに、ぜひとも注目してもらいたい1台だ。
試用機詳細スペック | 型番 | N156J-710A/S |
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CPU | Core i7-3610QM(4コア、2.30GHz、最大3.30GHz、HT対応) |
チップセット | インテル HM76 Express |
メモリ | 8GB(PC3-10600、最大16GB) |
ハードディスク | 500GB(シリアルATA) |
グラフィック | NVIDIA GeForce GT650M(2GB / GDDR3) |
ディスプレイ | 15.6型ワイド液晶、1,920×1,080ドット |
LAN/無線LAN | 1000BASE-T/IEEE802.11b/g/n |
サウンド | HDオーディオ、ステレオスピーカー |
バッテリ駆動時間 | 約4時間 |
サイズ/重量 | W380×D262×H35.5/36.6mm/約2.8kg |
OS | Windows 7 Home Premium 64ビット版 SP1 |
直販価格 | 84,980円(7月下旬現在) |
(マイナビニュース広告企画)