「50年前の古いピアノは売れるの?」
「古いピアノを買取してくれるおすすめの業者はどこ?」
この記事では、上記のような方に向けて以下の内容を解説していきます。
- 50年前のピアノが買取可能になる例と買取不可になる例
- 50年前のピアノの買取価格相場
- 50年前のピアノを売るのにおすすめの買取業者
- 50年前のピアノの買取価格をアップさせるコツ
上記の内容を把握することで、あなたに合った方法で50年前のピアノをできるだけ高く買い取ってもらえる可能性が上がります。
なお、今すぐ50年前のピアノを高額買取してもらいたい方におすすめのピアノ買取業者として「ピアノの買取屋さん」があります。
50年前のピアノは買取できる?
ここからは、50年前のピアノは買取できるのか、以下の例をもとに紹介していきます。
上記の内容を知ることで、手放したい50年前のピアノが買取できるかどうか判断しやすくなります。
買取可能になる例
カワイやヤマハのピアノである
買取可能になる例として、カワイやヤマハのような有名メーカーのピアノであることが挙げられます。
中古ピアノは海外へ輸出され再販されることが多く、海外でも評価の高いカワイやヤマハのピアノは人気が高い傾向にあります。
カワイやヤマハのピアノであれば、50年前の古いピアノでも需要があるため、買取価格の付く場合が多いです。
実際に、ピアノ買取を行っているピアノワンでは、1974年製のヤマハU3Hが30,000円(税込)、1974年製のヤマハU1Hが5,000円(税込)で買取されています。
古いピアノの買取は業者によって対応が異なるため、まずは複数の業者に買取依頼してみると良いでしょう。
修繕の余地がある
買取可能になる例として、修繕の余地があることも挙げられます。
基本的に古いピアノは外側からはわからなくても、設置場所や害虫・害獣によって内部に損傷がある場合が多いです。
しかし、内部に大きな問題がなければ、修繕し的確な処置を施すことで本来のピアノの状態に近づけることができます。
また、1970年代のピアノは生産量が多く品質が安定しており、材質的にも耐久性に優れている場合が多く修繕の余地がある可能性があります。
買取の可否は業者によって異なるため、損傷があるからといって売れないと諦めず、まずは査定に出してみるのがおすすめです。
買取不可になる例
寿命がきている
買取不可になる例として、寿命がきていることが挙げられます。
一般的にピアノは価格が付くもので製造から30年以内、寿命は30~100年と言われています。
メンテナンス状況や設置場所、使用頻度などによっても異なりますが、古いピアノは自然劣化による寿命を迎えていることがあります。
30年以上前に製造されたピアノの場合、外見や音に問題があると買取価格が付かないことも多いです。
製造から30年以上経っているピアノでも、状態が良ければ買取価格が付くため、まずは査定に出してみると良いでしょう。
傷ありになっている
買取不可になる例として、傷ありになっていることが挙げられます。
通常の使用で付く程度の傷であれば問題ないですが、木肌が見える程の深い傷やへこみ、シロアリやネズミによる木材の損傷などがあるピアノは買取不可になる場合が多いです。
また、雨漏りなどで水に濡れたピアノも買取不可となるケースがあります。
普段から保管場所やメンテナンスに気を遣い、ピアノを良い状態で維持しておくことが大切です。
音が出ない
買取不可になる例として、音が出ないことが挙げられます。
音が出ないピアノは、楽器として機能していないため買取不可となるケースがあります。音が出ないのが一部の鍵盤のみなのか、すべての音が出ないのかによっても買取の可否は異なります。
例えば、経年劣化によるサビが原因で音が出ない場合や、部品の破損によって音が出ない場合は買取可能な場合が多いです。
一方で、ネズミや害虫による内部の損傷が酷い場合は買取不可となるケースが多いでしょう。
音が鳴らないピアノは、一部の鍵盤のみであれば買取可能な業者も存在するため、まずは査定に出してみると良いです。
50年前の古いピアノの買取相場はいくらか紹介
買取品目名 | 金額(税込) |
---|---|
ヤマハアップライトピアノ | 0~10万円 |
カワイアップライトピアノ | 0~6万円 |
出典:ピアノ買取センター
50年前の古いピアノの買取相場は、およそ0~10万円(税込)です。
50年前の古いピアノの買取額は決して高いとは言えませんが、状態が良いものであれば買取価格が付く可能性があります。
古いピアノは経年劣化により査定額が付かないことも多く、状態によっては有料引き取りになる場合があります。
50年・60年前のピアノの買取相場が安い理由
50年・60年前のピアノの買取相場が安い理由には、以下2つあります。
上記の内容を知ることで、なぜ古いピアノの買取相場が安いのか理解しやすくなります。
修繕費用がかかるから
50年・60年前のピアノの買取相場が安い理由は、修繕費用がかかるからです。
買取業者は、買い取ったピアノを修繕し本来のピアノの状態に近づけてから再販します。そのため、ピアノ本来の価値から修繕費用を差し引いた金額が買取価格となります。
修繕する箇所が多く、メンテナンス費用が高額になる可能性のある古いピアノは買取価格が低くなりやすいです。
反対に元のピアノの状態が良ければ修繕費用を抑えられるため、高値で買い取ることができるでしょう。
経年劣化が生じている場合が多いから
50年・60年前のピアノの買取相場が安い理由は、経年劣化が生じている場合が多いからです。
ピアノには約230本の弦があり、すべての弦にかかる張力は合計で約20トンにもなります。常に20トンもの張力がかかっていることにより、経年劣化によるダメージが大きいです。
ピアノは他の楽器と違い、使用しなければ劣化しないわけではなく、作られた時から徐々に劣化してしまいやすいです。
そのため、同じモデルでも製造年が違うと買取価格が大きく異なる場合があります。ピアノの経年劣化により生じるのは、以下のようなものです。
- フェルト部分のすり減り
- 弦のサビ、切れ
- ハンマーヘッドのすり減り など
50年前のピアノの買取におすすめの業者
ピアノの買取屋さん
買取品目 | YAMAHA、Steinway & Sons、KAWAI、KREUTZER、APOLLO、OHHASHI、Bosendorfer、C.BECHSTEIN、Schimmel、BOSTON、Wendl & Lung、Blüthner、GROTORIAN、DIAPASON、SEILER など |
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買取方法 | 出張買取 |
事前査定 | あり |
特殊搬出料金 | 有料 |
壊れているピアノの査定 | あり |
査定期間 | ‐‐ |
ピアノの買取屋さんは、ピアノを含む楽器の買取実績が10万件(※1)を超える、創業15年(※2)のピアノ専門買取業者です。
ピアノの買取屋さんには、相見積もりによって50年前の古いピアノを他社よりも高く買取してくれる可能性があるという特徴があります。
他社の見積もり以上の金額で買取すると謳っているため、高価買取に期待できるでしょう。
実際に「カワイのアップライトピアノ KU‐1D」を40,000円(税込)(※3)で買取した実績が公式サイトに掲載されています。
年代や型番を問わず、古いピアノや壊れているピアノでも値段を付けてもらえる可能性があります。他社では買取不可や値段の付かない古いピアノでも買取可能な場合があります。
出張買取は最短30分(※4)で対応してもらえる上、査定料や出張料などの利用者側の負担は0円です。
特殊搬出がなるべく発生しないように対応してくれるため、古いピアノの買取に余計な費用がかかりにくいでしょう。
(※1~42025年3月時点 公式サイトに記載)
以上より、ピアノの買取屋さんは「50年前の古いピアノをできるだけ高く売りたい人」や「他社では買取不可となってしまった古いピアノを買取してほしい人」におすすめです。
買取王子
買取品目 | YAMAHA、KAWAI、APOLLO、Steinway & Sons、Bosendorfer、C.BECHSTEIN、Schimmel、BOSTON、PETROF、RÖNISCH、PLEYEL、Blüthner など |
---|---|
買取方法 | 出張買取 |
事前査定 | あり |
特殊搬出料金 | 有料 |
壊れているピアノの査定 | あり |
査定期間 | ‐‐ |
買取王子は、ピアノ買取をはじめ、さまざまな商品の買取を行っている宅配買取業者です。キャンセル時の返送料が無料であるにもかかわらず、94.4%(※)と高い買取成約率を誇ります。
(※2025年3月時点 公式サイトに記載)
買取王子には、ピアノの買取に詳しい専門の査定員が在籍しているという特徴があります。
市場価値に見合った適性な価格を付けてもらえるため、高価買取に期待できるでしょう。
また、メーカーや年式、種類問わず、古いピアノや傷んでいるピアノの買取にも対応しています。
専任のスタッフが修理・調律を行うため、どんな状態のピアノでも買取してもらえる可能性が高いです。
全国47都道府県で出張買取に対応しているため、近隣に買取店がない場合でも利用しやすいでしょう。出張料・査定料は無料で利用できます。
以上より、買取王子は「ピアノの買取に精通したプロに50年前のピアノを査定してもらいたい人」や「状態に不安のある50年前のピアノを売りたい人」におすすめです。
50年前のピアノの値段を上げる方法
付属品を揃える
付属品を揃えると、50年前のピアノの値段を上げることにつながります。
ピアノは防音や防振、音を保つためにそのまま床には置かず、ピアノの脚部分にインシュレーターを取り付け、ピアノの重さを分散させるために敷板を設置したりする場合があります。
このような付属品が揃っていない状態のピアノより、付属品が揃っているピアノのほうが値段が上がりやすいです。ピアノと同じメーカーの純正品であれば、より高値が付く可能性があります。
ピアノの付属品には、以下のようなものがあります。
- ピアノの椅子
- ピアノカバー
- キーカバー(鍵盤カバー)
- 敷板
- インシュレーター など
純正品でなくとも防音や防振のために購入した付属品があれば、一緒に査定してもらうと良いでしょう。
ピアノのお手入れをする
ピアノのお手入れをすると、50年前のピアノの値段を上げることにつながります。
査定する際に汚れやホコリが目立つピアノよりも、綺麗なピアノの方が査定員から好印象を持たれて買取額が高くなる可能性があります。
業者にクリーニングを依頼するのではなく、自身のできる範囲でお手入れしておくと良いです。
まず、ピアノの外側のホコリを柔らかい布やハンディモップなどで拭き取り、鍵盤部分は専用のクリーナーを使い柔らかい布で拭き取ります。
汚れが落ちにくい部分は固く絞った布で丁寧に拭き、乾いた布で再度拭き取りましょう。細かい部分は綿棒などを使用して綺麗にしておくと良いです。
ピアノに水気は大敵であるため、クリーナーを付け過ぎたりしないよう注意してください。
複数業者を比較する
複数業者を比較すると、50年前のピアノの値段を上げることにつながります。
買取業者によって得意なメーカーやピアノの種類、買い取りたいピアノは異なります。
そのため手放したいピアノを1円でも高く買取してもらいたい場合は、複数の業者に見積もりを依頼し比較することが大切です。
複数業者を比較することで、より高くピアノを売却できる上、口コミ・評判の良い信頼感のある業者を見つけやすいでしょう。
1社ずつ見積もりを依頼すると手数が増えるため、ピアノの一括査定サービスを利用することをおすすめします。
50年前のピアノが買取できなかった場合の処分方法
不用品回収業者を頼る
不用品回収業者を頼る場合の費用は、1~5万円程度です。
他の不用品もまとめて処分できる上、搬出作業も業者にやってもらえるため手間がかかりません。
ただし、中には悪徳な業者も存在するため、各自治体から紹介されている業者を選ぶと良いでしょう。
粗大ごみに出す
古いピアノを粗大ごみに出す場合の手数料は、2,000円程度です。
処分費用は安く済みますが、回収までに時間がかかる場合があり、回収場所まで自身でピアノを運ばなければなりません。
また、ピアノを粗大ごみとして回収してくれない自治体が多い点にも注意が必要です。
フリーマーケットやオークションに出す
フリマアプリやオークションサイトにピアノを出品する方法なら、自身の納得のいく金額で売却できる可能性があります。
ただし、買い手がつかず処分するまでに時間がかかる場合があり、出品や発送の手間がかかります。
友達や親族に譲渡する
自身がピアノを処分したいタイミングで譲ってほしいという友達や親族がいれば、譲渡する方法もあります。
ただし、重いピアノを運ぶのには業者に依頼する必要があるため、運搬費用や搬出・搬入費用がかかる場合があります。
ピアノを必要としている人を近所で探したい場合は「ジモティー」のような、地域に絞って利用できるサイトを利用してみるのも手です。
寄付する
ピアノは高額なものであるため、寄付を必要としている団体・場所があります。
しかし、運送費、搬出・搬入作業費は自身で負担する必要がある場合が多いです。費用相場は数万円になるため、事前によく確認しておきましょう。
【2025年最新】50年前のピアノの買取事例を紹介
50年前のピアノの買取参考価格として、ピアノワンの公式サイトで公開されている例を紹介していきます。
アイテム名 | 金額(税込) |
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ヤマハ U30Bl 傷なし 1988年製 | 140,000円 |
ヤマハ U10Bl 傷なし 1987年製 | 40,000円 |
カワイ US50 傷なし 1984年製 | 2,000円 |
出典:ピアノワン
※2025年4月10日執筆時点
50年前のピアノ買取に関するよくある質問
50年前のピアノの型番の調べ方は?
ヤマハの公式サイトには、以下の方法で調べることができると記載されています。
アップライトピアノの品番と製造番号は、天屋根のフタを開けていただき、覗きこむと金色のフレーム右側または中央に刻印されています。グランドピアノは大屋根を開けて、本体内部にあるフレームの右上面にあります。 本体内部に「調律カード」が残っている場合はそれにも品番と製造番号の記入があります。
他のメーカーの場合、製造番号や品番の場所に違いがある可能性あります。各メーカーの公式サイトで確認方法を調べてみると良いでしょう。
50年前のピアノを処分する費用はいくら?
50年前のピアノを処分する費用は、処分方法によって異なります。
具体的には、粗大ごみとして処分する方法と不用品回収業者に出す方法があります。
粗大ごみとして処分する場合、自治体にもよりますが手数料は2,000円程度です。
しかし、ピアノ線の処理や運搬が困難であることから、粗大ごみとして回収不可となっている自治体も多いです。
不用品回収業者に出す場合の費用は、10,000~50,000円程度です。2階以上の場所から運び出す場合や、解体作業が必要な場合は別途費用がかかる場合があります。