ドイツ政府が国策として推進している、製造業の高度化を目指す技術戦略プロジェクト。そのコンセプトとして「スマートファクトリー（自ら考える工場）」を掲げ、工場を中心としたIoT（Internet of Things）によるビジネス・モデルの確立を目指す。

こうした動きはドイツに限られたものではなく、米国では2014年3月、「Industrial Internet」を提唱するゼネラル・エレクトリック（GE）を中心に、AT＆T、シスコ、インテル、IBMの5社が「Industrial Internet Consortium（IIC）」を設立し、同様の取り組みを推進している。IICの参加企業は230社を超えており（2016年1月時点）、日本からもトヨタ自動車や日立製作所など、複数の企業が参加している。