常に目にするスタート画面もしくはデスクトップ。好みに応じてカスタマイズするのが、Windows 8.1を快適に使う上で欠かせないポイントなのはご承知のとおり。そこでスタート画面を中心に、背景パターンや配色の変更、デスクトップと同じ背景画像を使う方法を紹介しよう。
スタート画面の背景パターンを変更する
スタート画面の背景パターンは設定チャームの「パーソナル設定」から行う。第11回を参考に設定チャームを開き、「パーソナル設定」をクリック/タップして開くと(図01)、背景パターンおよび背景色&アクセントの色を変更する設定ウィンドウが現れる(図02)。
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(図01)「Win」+「I」キーを押すなどして設定チャームを開き、「パーソナル設定」をクリック/タップ |
(図02)これで背景パターンや背景色&アクセントの色が選択可能に。まずは背景パターンを変更するため、任意のパターンをクリック/タップ |
ここから任意の背景パターンや色をクリック/タップして、お好みのスタート画面にカスタマイズしてほしい(図03、図04)。なお、スタート画面で指定できる背景パターンは、「パーソナル設定」に用意されている20種類のみ。既定は左上の背景パターンとなる。
デスクトップの背景画像を変更する
デスクトップの背景画像は定番カスタマイズの1つだが、Windows 8.1は選択した背景画像(いわゆる壁紙)に応じて、ウィンドウフレームなどの配色が自動的に変更する仕組みが加わっている。
配色設定は「個人設定」の「色」から指定できるものの今回は割愛し、テーマを用いた背景画像の変更を試してみよう。デスクトップの何もないところを右クリックすると現れるメニューの「個人設定」や、デスクトップの設定チャームに並ぶ「パーソナル設定」を選択すると、「個人設定」が起動する(図05)。
ここから「Windowsの標準テーマ」に並ぶ任意のテーマをクリック/タップで選択すれば、背景画像および配色が即時切り替わる(図06、図07)。なお、「オンラインで追加のテーマを取得」をクリック/タップすれば、Webブラウザー経由で異なるテーマを取得することも可能だ。
今回選択した「ラインと色」など一部のテーマは、複数の背景画像が割り当てられており、一定時間ごとに背景画像が切り替わる仕組みだ。これを煩雑に感じる場合は「個人設定」-「デスクトップの背景」をクリック/タップし、「デスクトップの背景」ウィンドウで背景画像を固定する。表示したい背景画像のチェックボックスだけ有効にして、残りの背景画像はチェックボックスをすべて無効にすればよい(図08)。
なお、任意の画像を背景画像として用いる場合は「参照」ボタンをクリック/タップして、画像ファイルを選択する(図08)。
スタート画面とデスクトップに同じ背景画像を使う
先ほど、スタート画面の背景パターンを変更すると、デスクトップとの親和性が高くなると述べたが、デスクトップの背景画像をスタート画面に適用する方法も用意されている。
「タスクバーとナビゲーションのプロパティ」-「ナビゲーション」タブ-「スタート画面にデスクトップの背景を表示する」を有効にすれば、デスクトップの背景画像と同じものが、スタート画面の背景画像として表示される(図09、図10、図11)
スタート画面はアプリケーションを起動するためのランチャーであるため、過度なカスタマイズは控え、主役となる「タイル」が見やすい背景パターンや画像を用いるといいだろう。スタート画面のタイルに関するカスタマイズは、第7回 スタート画面のタイルを整理して操作性をアップする●つの方法を参考にしていただきたい。
阿久津良和(Cactus)