ここ10年、仕事の連絡をIM(インスタントメッセンジャー)経由で打診される場面が大半を占める。A社はSkype、B社はFacebookメッセンジャーと特色が出るのも面白い。「IM経由の方が素早く応答できる」と伝えても、頑なにメールを使う編集者もいる。

IMが主たるコミュニケーションツールとなって困るのが、ファイルのやり取りである。たとえば古いSkypeはダウンロードしたファイルを%ProgramFiles%\WindowsApps\Microsoft.SkypeAPP~フォルダー下に格納し、扱いに苦慮した記憶がある(現在は修正済み)。

  • Skypeで受信したファイルはダブルクリック/タップで関連付けたアプリで開ける。また、「…」→「フォルダに表示」でダウンロードしたフォルダーが開く

一方で先日、落とし穴にハマったのがFacebookメッセンジャーだ。一般的なIMと同じく、メッセージにファイルを添付できるが、受信したファイルをダウンロードしても、ダウンロードフォルダーに見当たらないのである。

  • Facebookメッセンジャーは、受信したファイルをクリック/タップでダウンロードできる

結局その場は、Web版Facebookメッセンジャーでファイルをダウンロードしたのだが、後々気付いたのは、普段使う「ダウンロードフォルダーを別の場所にカスタマイズ」していること。

試しに標準のダウンロードフォルダー(%USERPROFILE%\Downloads)を開くと、文字化けした添付ファイルが現れた。ちなみにファイル名の日本語が文字化けするのは以前からの仕様で、改善される形跡はない。

  • 筆者はダウンロードフォルダーを別のHDDボリュームに変更していた

  • %USERPROFILE%\Downloadsフォルダーの内容

Facebookメッセンジャーの設定も一通り確認したが、いまだにダウンロードフォルダーを指定する項目は用意されない。アプリの成り立ちがスマートフォンベースなので致し方がないものの、もう少しWindows版の使い勝手も改善されるとありがたいのだが……。