筆者はOneDrive上のドキュメントフォルダーに「memo.txt」を作成し、必要に応じて呼び出しているが、ある日“検索の重みづけ”が破損した。memo.txtを検索したとき、本来であれば目的のファイルが現れるはずなのに、過去の取材メモが候補に現れるのである。

  • 目的のファイルが現れない検索機能

本来であればOneDrive上の最新memo.txtが現れるはずだが、OneDrive for Businessに格納した古いファイルが先頭に表示された。候補ファイルも同様に過去のもの。この時点で26万アイテムがインデックスに登録されているが、過去の取材メモを参照する機会も少なく、本来の目的だったWindows関連資料の全文検索も長らく実行していない。そこでOneDrive for Businessを対象から取り除き、インデックスの再構築を実行した。

  • 「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「control.exe /name Microsoft.IndexingOptions」と入力して「OK」をクリック/タップする

  • 「変更」をクリック/タップし、インデックス作成対象先だったフォルダーのチェックを外してから、「OK」→「詳細設定」と順にクリック/タップする

  • 「再構築」をクリック/タップする。その後は各ダイアログを閉じて構わない

  • インデックス再構築完了後の検索結果。インデックス済みファイルは10万アイテムまで軽減した

インデックス再構築前に「Indexer Diagnostics」で原因を追求すべきだったが、すっかり存在を失念していた。同様のトラブルが発生した際はぜひ試してほしい。

  • Indexer Diagnosticsはインデックス情報の診断や、登録済みファイルの確認など幅広く利用できる