コロナ禍を契機に復活したゴルフ人気は現在も続いており、ゴルフ会員権について気になる方も多いでしょう。ゴルフ会員権があると優先的に予約でき、リーズナブルな価格でプレーできます。今回はゴルフ会員権の相場や、それ以外に必要な費用について解説します。
※ゴルフ会員権の価格は常に変動しますので、最新の情報もご確認ください
ゴルフ会員権の価格は地域によって大きく異なる
ゴルフ会員権の価格は、安いものでは数十万円、高いものは数千万円と幅広い価格帯になっています。いくつかの地域の相場について見ていきましょう。
関東の場合
関東ゴルフ会員権取引協同組合によると、2024年7月11日時点の単純平均値は193万円(289コース)です。
ゴルフ場ごとの相場について、たとえば東京では以下のようになっています(2024年7月19日時点)。
- 小金井CC:4,600万円
- 府中GC:550万円
- 青梅GC:215万円
- 武蔵野GC:45万円
- 東京国際GC:285万円
小金井CCは東京都小平市にあるカントリークラブで、歴史の長い名門ゴルフ場です。新宿から25分程度とアクセスの良さも特徴で、相場は4,000万円以上と高い人気を集めています。
関西の場合
関西ゴルフ会員権取引協同組合によると、近畿2府・4県の単純平均での会員権価格は94万円です(2024年7月19日時点)。
たとえば大阪府のゴルフ場の相場の例を挙げると下記のとおりです(2024年7月19日時点)。
- PGM池田:25万円
- 関西空港:35万円
- 光丘:130万円
- ベニー:230万円
PGM池田カントリークラブは、自然に囲まれた丘陸コースです。阪急池田駅から専用バスも出ており、アクセスも便利です。 会員権の価格は25万円と、比較的リーズナブルな相場となっています。
ゴルフ会員権を買う方法
ゴルフ会員権を買うには、業者を仲介する方法が一般的です。現金で支払うのが基本で、会員権の価格以外にも取引手数料などを支払います。
取引方法
購入者から委託を受けた業者がWeb取引所で買い注文を出し、価格の合う会員権を探します。売る側と価格が合えば取引が成立する仕組みです。
審査に通過すれば、金融機関や仲介業者が取り扱うローンで購入することも可能です。金利が2~5%程度かかりますが、分割払いで購入できるメリットがあります。
業者選びのポイント
トラブルを回避して安心して購入するためにも、業者選びは重要です。以下のポイントをチェックしましょう。
- ゴルフ会員権取引業協同組合に加盟しているか
- 運営期間が長いか
- ホームページが見やすく、適度に更新されているか
- 公開されている情報量は豊富か
- 取引手数料を明示しているか
- 個人情報保護の対策がなされているか
複数の業者を比較検討し、分からない点があったら質問してみましょう。相見積もりを取るのもおすすめです。
ゴルフ会員権以外に必要な費用
ゴルフ会員権以外にも、いくつかの費用の支払いが必要です。大きく分けて、ゴルフ場に支払う費用と仲介業者に支払う費用があります。
ゴルフ場に払う費用
ゴルフ場には、名義書換料と年会費を支払います。名義書換料は数万円~数百万円と、ゴルフ場によって大きく異なります。
一部のゴルフ場では名義書換の際に「入会預託金」を支払う必要があります。一般的に退会(売却)時に返還されますが、ゴルフ場によっては返還されない場合もあるため注意しましょう。
年会費については、たとえば関東圏会員制ゴルフ場の平均値は4.2万円です。ゴルフ場のグレードが上がるほど年会費が高くなる傾向で、高い場合は10万円以上かかります。
仲介業者に払う費用
業者に支払う費用として取引手数料があり、一般的には会員権の価格の2%です。会員権価格が250万円以下の場合は、一律5万円と定められています。
近年ではインターネット取引専門の業者も存在し、手数料を低めに設定しているところもあります。
利用したいゴルフ場の相場を調べてみよう
ゴルフ会員権の価格は地域・場所による差が非常に大きいですが、たとえば関東なら200万~300万円がおおまかな相場です。
会員権以外に必要な費用もありますので、購入するなら会員権の価格以上の資金を用意する必要があります。
ご自身が利用したいゴルフ場の価格がいくらか、業者選びも兼ねてネットで調べてみてください。