週末の夜遅くに掲載している「今週のデジタル編集部」。普段の誌面からはちょっとそれまして、編集後記をお送りします。

ひょんなことからイトーキさんの最先端スマートオフィス「ITOKI TOKYO XORK」(イトーキ・トウキョウ・ゾーク)を見学する機会に恵まれました。

  • 高層ビルの中にあるオフィスに木漏れ日が!

ITOKI TOKYO XORKは、働く場所や時間、相手をワーカー自らが選べる働き方「Activity Based Working」(アクティビティ・ベースド・ワーキング)という考え方に基づいて設計された本社オフィス。2018年秋に首都圏のオフィスを集約して創られました。

ワーカーの固定席はなく、立ったまま軽く打ち合わせできるスペース、100インチを超える巨大ディスプレイでしっかり遠隔地の相手と話し合えるスペース、数人で仕事を進められるスペース、はたまた個人で集中したいときに使えるスペースなど、多様なエリアで構成され、これらの働き方を支えるデスクや椅子、ライトなどの家具もあまりにも素敵でした。これはまさに「行きたくなるオフィス」……!

3つのフロアをめぐる間ずっと驚きの連続でしたが、特に印象に残った個人的ヒットアイテム、ベスト3を挙げていきます!

まず第3位は「on-studio」(オンスタジオ)。ハーフミラー越しに設置されているWebカメラにより、話し手が資料を見ながら、しかしカメラ目線のまま話せるボックス型の機材です。マイクや手元カメラ(いわゆる書画カメラ)も組み合わせられ、これ1台で充実した配信が可能。法人向けのみの販売ですが、個人でも欲しい方は多そうな気がします。

  • on-studio。丸みのあるファブリック素材の外装もキュート

第2位は「sound parasol」(サウンドパラソル)。高い位置に配置された指向性スピーカーが音量を制御し、オープンスペースでも声が広がることなく(周囲にノイズを撒かずに)会話できるミーティングテーブルです。テーブルとスピーカー、マイクなどが一体となっており、PCとHDMI・USB接続するだけでオンライン会議がスタート。キリンを思わせる大型のパラソルのビジュアルにやられました。

  • sound parasol。オフィスといえば無駄なしシンプル……という考えを打ち砕かれるビジュアルでした

そして第1位は、各所に配置された大容量のポータブル電源。「ITOKI TOKYO XORK」ではコロナ禍から少し経ち、いまは在宅ワークやテレワーク、出社など多様な働き方をしているけれど、今後の社会的な変化にも柔軟に対応できるよう、オフィスを適宜変えていけるように、埋め込み型のコンセントをあまり配置していないそうです。その代わりのポータブル電源でした。災害時などには非常用電源としても使えそうですし、大量のコンセントや極太ケーブルがないオフィスは見た目もすっきりしていました。(編集むらたか)

  • コンセントとして使うポータブル電源が各エリアに配置されている。自宅でもポータブル電源をこんな風に使いたいと考えていたので、大規模なオフィスで実際に使われているさまを見て感動


「The Game Awards」の「GAME OF THE YEAR(ゲーム・オブ・ザ・イヤー/GOTY)」に輝いた『バルダーズ・ゲート 3』の日本語版が発売されました。Steamでも日本語に対応。しかもウィンターセールで10%オフです。プレイしない手はありません。

でもまだプレイできていない積みゲーはあるし、年明けには『龍が如く8』や『FF7リバース』など、楽しみな大型タイトルのリリースも控えています。『バルダーズ・ゲート 3』は、けっこうガッツリ時間がかかると聞いているので、どれから手を付けるべきか……。そもそも、年末年始にゲームする時間はあるのでしょうか。まあ、「遊ぶかどうかは買ってから考える」タイプなので、とりあえず購入します。

それでは、よきゲーミング年末年始をお過ごしくださいませ。(ゲーミングトンパ)

  • ここ2~3年のGOTYタイトルはちゃんとプレイするようにしています


2023年にUSB Type-C化したiPhone 15シリーズ、そのメリットをがっつり享受している意外な存在が「VITURE One」をはじめとするゴーグル型デバイス。Lightning接続のiPhoneは、数千円するアダプターを介さないと接続できなかったのですが、iPhone 15シリーズならばゴーグル型デバイスに付属するUSB Type-Cケーブルで直結できるので、グッと手軽になりました。

iOS 17.2でサポートした空間動画も、ゴーグル型デバイスがあれば3Dで立体視できるので、なかなか面白いです。Apple Vision Proの登場も間近と言われているので、2024年はゴーグル型デバイスが盛り上がるのではと感じます。もちろん、約50万円のApple Vision Proは買えませんが…。(編集部・磯)


古い友人宅へおじゃまして旧友たちと宅飲みをすると、まあ年代的に昔話と不健康自慢になるわけですよ。先日は昭和の特撮と戦隊物の話題で盛り上がって、オープニングテーマとエンディングテーマを聞いたのがまずかった。かっちょいい歌が頭から離れない日々がしばらく続きそうです。(林)