カメラといえばデジタルになって久しいですが、若い人の間ではフィルムカメラがブームになっているという話をよく見聞きするようになりました。

そうした需要を受けて、パシフィコ横浜で行われた日本最大のカメラ関連イベント「CP+2026」では、デジタルカメラに混じってフィルムカメラの新製品が多数見られました。

伝説のカメラ「LOMO LC-A」に後継モデル

個性的なフィルムカメラで知られるロモグラフィー製品を扱うロモジャパンのブースには、2025年末に発売されたフィルムカメラの新モデル「LOMO MC-A」が並んでいました。価格は69,800円。

  • ロモジャパンのブース

    ロモジャパンのブース

  • ブースでひときわ人気だったのがこのMC-A

    ブースでひときわ人気だったのがこのMC-A

  • 大きなスペースを取って展示していました

    大きなスペースを取って展示していました

LOMOの代名詞ともなっているのがLC-Aシリーズですが、新レンズやAF機能、DXコード対応にフラッシュ内蔵といった新しい機能を盛り込んで高級コンパクトカメラとして企画したとのこと。

  • レンズは32mm F2.8。マニュアルフォーカスも可能

    レンズは32mm F2.8。マニュアルフォーカスも可能

レンズはLC-Aの持ち味をそのままに、周辺減光を減らすなどややマイルドにしたとのこと。DXコードはフィルムの感度を自動で読み取って設定する機能で、失敗が減ります。

  • 絞りも変えられ、絞り優先オートやマニュアル露出にも対応

    絞りも変えられ、絞り優先オートやマニュアル露出にも対応

外装は金属で、なかなか高級感がありました。撮影距離などが表示パネルに出るなど、現代的な作りに進化しています。初めてフィルムカメラを使う人にもおすすめとのことでした。

  • 上面には表示パネルを装備しています

    上面には表示パネルを装備しています

  • 底面には巻き戻しレバーがあります

    底面には巻き戻しレバーがあります

  • 背面はフィルムカメラらしいスッキリしたもの

    背面はフィルムカメラらしいスッキリしたもの

  • DXコード読み取り用の接点も見えます

    DXコード読み取り用の接点も見えます

  • ブラックも精悍です

    ブラックも精悍です

  • 多重露光用のアタッチメントなども付属します

    多重露光用のアタッチメントなども付属します

  • そのほかにも、フィルムカメラやインスタントカメラが数多く展示されていました

    そのほかにも、フィルムカメラやインスタントカメラが数多く展示されていました

簡単組立のピンホールカメラキット

PDWのブースには、SHARANブランドのピンホールカメラ組み立てキット「P-SHARAN AMI-35」がありました。4月の発売で予価2,800円です。

  • 紙製ですが三脚につけることもできます

    紙製ですが三脚につけることもできます

従来の組み立てキットを改良して、より組み立てが簡単になったリニューアル版となっています。30分ほどで組み立てられるそうです。従来品はかなり売れたそうで、25万セットが出たそうです。

  • 中央で上に出ている部分がシャッターのツマミになります

    中央で上に出ている部分がシャッターのツマミになります

ピンホールカメラは露光時間が長いので、手動でシャッターを上げ下げして撮影します。社外品ですが、ピンホールカメラの露出時間を算出するアプリもあるそうで、それを使えば撮影も難しくないそう。

  • 晴れていれば短い時間で露光できますが、カメラの固定は必要とのこと

    晴れていれば短い時間で露光できますが、カメラの固定は必要とのこと

  • 上部にはフィルム巻き上げなどのダイヤルがあります

    上部にはフィルム巻き上げなどのダイヤルがあります

  • 「写真の基本も勉強できる」とスタッフ

    「写真の基本も勉強できる」とスタッフ

  • 作例もありました。ピンホール写真はソフトでドリーミーな描写が特徴です

    作例もありました。ピンホール写真はソフトでドリーミーな描写が特徴です

「ヤシカ坊や​」のカメラがセブン-イレブンに登場

YASHICAのブースで大々的に展示してあったのが、同ブランドのキャラクター「ヤシカ坊や​」のレンズ付きフィルム(使い切りカメラ)。製品自体は以前からありましたが、このたびセブン-イレブンの店頭での取り扱いが決まったとのこと。

  • YASHICAのブース

    YASHICAのブース

「大手コンビニで販売されることで、YASHICAブランドの認知度向上も期待できる」とスタッフは話していました。この「使い​切りカメラ ヤシカボーヤ」は3,590円。ここでもフィルムカメラの需要増を感じました。

  • パッケージも黄色で目立つデザインです

    パッケージも黄色で目立つデザインです

ヤシカ坊やをあしらったデザインはほかにもありますが、セブン-イレブンの店頭に並ぶのはこの黄色のみとのこと。

  • フィルムの感度はISO400、27枚撮りとなっています

    フィルムの感度はISO400、27枚撮りとなっています

  • ヤシカ坊や​などのデザインは、フィルム交換可能なカメラ「MF-1」としてもラインナップされています

    ヤシカ坊や​などのデザインは、フィルム交換可能なカメラ「MF-1」としてもラインナップされています

  • MF-1はデザインによって価格が異なり、5,600円~8,500円となっています

    MF-1はデザインによって価格が異なり、5,600円~8,500円となっています

  • YASHICAブランドのフィルムも

    YASHICAブランドのフィルムも

フィルムを簡単にスキャン

plustekのブースには、2026年内の発売を予定しているフィルムスキャナ「eFilm V」がありました。plustekは業務用フィルムスキャナも手掛けるブランドですが、eFilm Vは初心者でも簡単にフィルムスキャンができる入門機となっています。価格は17,800円を想定しています。

  • plustekのブース

    plustekのブース

インスタントカメラのような本体をPCと接続して使います。電源もUSBで供給されるので手軽です。35mm、APS、110のフィルムに対応します。本体上部のボタンを押すとPCに写真が取り込まれる仕組みで、ネガ反転も行えます。

  • かわいらしい本体です。フィルム写真を手軽にスキャンしたい人は注目です

    かわいらしい本体です。フィルム写真を手軽にスキャンしたい人は注目です

  • 取り込みソフトの画面も簡単に使えそうなインターフェースでした

    取り込みソフトの画面も簡単に使えそうなインターフェースでした

参考出品として、スマホやデジカメでフィルムを撮影して保存できる「Filmsnap」が展示されていました。価格は未定ですが、2026年内の発売を目指して開発中とのこと。

  • アプリでネガ反転などが行えます

    アプリでネガ反転などが行えます

  • このようにデジカメでも撮影可能

    このようにデジカメでも撮影可能

eFilm Vと同じ種類のフィルムに対応しており、おもにスマホで撮影してスキャンしたい人に向くそうです。本体が伸縮式でコンパクトに収納できます。

  • 使用時は伸ばします

    使用時は伸ばします

  • 収納状態

    収納状態

  • plustekといえば本格的なフィルムスキャナで知られるブランド。業務用スキャナも展示されていました

    plustekといえば本格的なフィルムスキャナで知られるブランド。業務用スキャナも展示されていました

フィルムモチーフの腕時計も!

面白いトイデジカメをリリースしているPDWのブースには、フィルムのデザインをモチーフにしたESCURAブランドの腕時計「SnapRoll Digital Watch」が登場していました。価格は未定ですが、近日発売予定です。

  • PDW(ESCURA)のブース

    PDW(ESCURA)のブース

フィルムパッケージ(パトローネ)のカラーやデザインを取り入れたデジタル時計で、3種類が用意されます。

ただし、ブラインド仕様なのでデザインは選べません。カレンダー、ストップウォッチ、アラーム、ライトといった機能を備えています。

  • こちらはイエローがメインのデザイン。撮影の時に付けると楽しそう

    こちらはイエローがメインのデザイン。撮影の時に付けると楽しそう

  • ほかにグリーンのカラーも用意されます。デザインは日本で行ったとのこと

    ほかにグリーンのカラーも用意されます。デザインは日本で行ったとのこと

  • ESCURAブランドでは、フィルムをイメージした「昭和カメラストラップ」も新しくリリース予定だそうです

    ESCURAブランドでは、フィルムをイメージした「昭和カメラストラップ」も新しくリリース予定だそうです