CHUWI製14.1型ノートPC「CoreBook X」シリーズにおけるRyzen 5 7430U搭載モデルにおいて、ファームウェアレベルでの巧妙な細工で搭載しているプロセッサの偽装が行われているという報道が海外を中心に広まっている。今回AMDが香港テック系媒体に対して声明を発表し、問題を認知したことが明らかになった。

  • AMD「プロセッサの勝手なラベリングを許可したことはない」。CHUWIの虚偽製品に言及

    AMD「プロセッサの勝手なラベリングを許可したことはない」。CHUWIの虚偽製品に言及

CHUWIが販売する製品のうち、「CHUWI CoreBook X 7430U」「CHUWI CoreBook Plus 7430U」「CHUWI UBOX 7430U」の一部ロットに影響するという搭載プロセッサ偽装問題。本来搭載しているRyzen 5 5500UをRyzen 5 7430Uと偽って搭載して販売していたというもので、NotebookCheck誌が発見して報告した。AMDはこの問題をうけて下記のように声明を発表している(原文では繁体字、下はマイナビニュース編集部が機械翻訳したもの)。

「最近、CHUWI(馳為)がAMD Ryzen 5 5500U製品を無断でRyzen 5 7430Uと表示していることが判明しました。AMDは本件に関していかなる形の許可、承認、または黙示の同意も与えておらず、当該製品のラベル表示や宣伝活動にも関与しておらず、この件については一切認識していません。

AMDは製品型番の命名、使用、およびラベル表示に関して明確かつ厳格な管理基準を設けています。当社の許可なく製品型番を使用したり、誤ったラベル表示を行うことは、正常な市場秩序を著しく乱すものであり、消費者に誤解を与える可能性があります。

AMDは製品情報の正確性と透明性を一貫して非常に重視しており、公平で秩序ある市場環境とユーザーの正当な権利を固く守っています。当社は本件を深刻に受け止めており、関係当事者に対して法的責任を追及する権利を留保しています。」

なお、Ryzen 5 5500UとRyzen 5 7430Uはいずれも6コア12スレッドのプロセッサながら、採用されているアーキテクチャからブーストクロック、L3キャッシュの容量まで異なっている。当初偽装製品で行われた性能評価は明らかに期待に満たなかったものの、性能差の原因はシングルチャネルのメモリなのではと目されていた。しかしNotebookCheck誌がプロセッサそのもののOPN番号を確認したところ「100-000000375」の印字を発見。Ryzen 5 5500Uの搭載が判明したという。

また、システムに搭載しているCPUの情報を表示するユーティリティ「CPU-Z」には最新版として「CPU-Z 2.19」が公開中。プロセッサの偽装を判別可能になったほか、発売を控える新製品や新規格メモリの認識機能が追加されている。