2月26日~3月1日の期間、パシフィコ横浜にてCP+2026が開催されました。カメラ関連のストレージでほぼ欠かせない存在なのがメモリーカード。数社が出展しており、オーストラリア発の新顔も。NASキットもセミナーが注目を集めていました。
CP+ではLexer、Nextorage、SUNEASTと最近のCP+では常連企業に加え、ANGELBIRDが初出展。ANGELBIRDはオーストラリア発で、Red Bull X-Alpsのメインパートナーとして、レースの撮影と記録を支えるプロ向け製品を販売している会社です。ブースではメモリーカードの展示だけでなく、カードケースも紹介。
このカードケースは、外装がアルミニウム削り出しで頑丈なのに加えて、パッキンが入っているため防塵防滴性能にも優れているという製品でした。カードケースだけでなく、カードリーダーもアルミボディと対候性があり、レース撮影のパートナーというのも納得できる製品でした。
Lexerは、今年サッカーアルゼンチン代表チームの公式グローバルパートナーとなり、それを前面に押し出した展示を実施。アルゼンチン代表カラーとなる白と水色のストライプパッケージの製品も予定。
展示の中に「AI-Base」と称するテクノロジーを紹介していましたが、製品になっていなかったこともあり、詳細は不明なもののローカルAIに役立つ製品になるという説明でした。
Nextorageは、昨年発表したCFexpress Type B「NX-B2PRO+」をはじめとしたメモリーカードやSSDを展示したほか、昨年から日本総代理店となったATOMOS製品も展示していた。後者は動画撮影のモニター製品を販売している会社で、少々毛色が異なるようにも思えますが、ハイスピードメモリーカードが生きるのは動画撮影時であり、その意味では関連製品といえます。
SUNEASTは、メモリーカード製品だけでなく、iPhone用のカメラフィルター、半固体電池を使用した薄型のモバイルバッテリー、PD対応ACアダプターなどを紹介。CP+で例年配布しているノベルティのバッグもモデルチェンジしており、小さくなったもののマチが大きく、ロゴは小さく片面だけ。取っ手も太いものとなり、さらにマグネットボタンがついているとなかなか凝ったものに変更されていました。
いずれの会社も、CP+で定番の施策であった「値引きクーポン券」の配布を行っていませんでした。現在のNANDメモリーの品不足と価格高騰の影響でしょう。
セミナーはブースでやるべき? ステージで行うべき?
Synologyは、カメラマン向けのバックアップやワークフローのためのNASを紹介していました。入門的なBeeStationも会場にはありましたが、メインはスタンドアローンで上位となるのが型番の後ろに+の付くシリーズです。昨年のモデル(型番の後ろが25+のもの)で大きく改定が行われており、2.5Gbitイーサネットが標準的になりました。
いままで、パソコンは1Gbitイーサネットが主流でしたが、最近の自作向けマザーボードの上位バージョンは2.5Gbitイーサネット端子をつけています。
すべての機器を2.5Gbit以上にしないと能力を発揮しないものの、LANケーブルは従来のCat.5eで構いませんし、スイッチもかなりお手ごろ価格になっているので、NASの2.5Gbit対応とともに機材を変えるというのはアリです。
Synologyでもそれを考慮し、中原一雄さんが「2.5GbEで変わる写真・動画編集体験 ― NAS高速化の現実解と、10GbEへのステップアップ ―」というセミナーを実施しており、2.5Gbitイーサネットを使うメリットを「パソコンも2.5Gbが標準になりつつあり、2.5GbのLANスイッチもかなり安価になっているので、コスパ的に今一番おすすめなのが2.5Gb」と紹介していました。
一方、従来通りの1Gbitイーサネットでも条件次第ではまだ使えますし、速度を最大限に欲しい場合は10Gbでも構築できるがスイッチが熱くなる(ので安い製品は放熱性の観点からダメ)、LANケーブルも上位のCat.6aを使わないとだめなので、家庭によってはLANケーブルの引き直し作業も必要になるものの「(10GBitにする事で)金で速度を買うという考えもある」とまとめていました。
え?こんなものあるのというパーツもありました。SynologyのNASのなかには、M.2 SSDをキャッシュとして使える製品があります。パソコンでは2280というサイズが標準で、小型ノートパソコンでは2230が最近主流になりつつありますが、展示してあったのは22110と長いもの。
2230と2280の場合、搭載できるNANDメモリーチップの数が違い、最大容量だけでなく転送速度に影響を与えます。22110だとNANDメモリーチップが多く搭載できるため、今後大容量製品が登場するとメリットが出ると思います。





















