アドビは12月10日、Adobe Acrobatを含むAI活用プラットフォーム「Acrobat Studio」の日本語版を提供開始した。価格は、個人向けプランが月額3,300円、チーム向けプランが月額3,960円(7日間の無料トライアル含む)。

  • Acrobat Studioが日本語に対応した

    Acrobat Studioが日本語に対応した

Acrobat Studioは、PDFツール「Adobe Acrobat」、デザインツール「Adobe Express」、そしてAIエージェント活用ワークスペース「PDF Spaces」を統合したもの。2025年8月19日に英語版が先行ローンチしており、このたび日本語に対応した。

2025年にアドビが実施した「文書・資料作成を行うビジネスパーソン1,000名」を対象とした調査によると、全体の54.3%が業務における生成AIの活用に好意的な姿勢を示した一方で、課題として「ハルシネーション(誤情報の生成)(63.2%)」や「セキュリティへの懸念(58.7%)」といったものが挙げられた。

  • エージェント型AIアシスタントが業務をサポートする「PDFスペース」

    エージェント型AIアシスタントが業務をサポートする「PDFスペース」

Acrobat StudioのAI活用ワークスペース「PDFスペース」は、複数のPDFやWebサイトなどのドキュメントをひとつのワークスペースに集約し、対話型ナレッジハブに変換。ユーザーは、エージェント型AIアシスタントに質問して回答や提案を得られる。

AIの回答にはクリック可能な引用が付き、出典を確認できるため、情報の正誤の検証が行いやすい。PDFスペースは共有可能なため、チームで共通のナレッジハブと対話してインサイトを得たり、コラボレーションしたりすることもできる。

  • PDFスペースはチーム内共有が可能

    PDFスペースはチーム内共有が可能

  • AIアシスタントに「インストラクター」などの役割を与え、対話のスタンスが変えられる

    AIアシスタントに「インストラクター」などの役割を与え、対話のスタンスが変えられる

PDFスペース内のAIアシスタントには、「インストラクター」「アナリスト」「エンターテイナー」といった特定の役割を割り当てられる。これにより目的に応じて、ドキュメントの要約、質問への回答、さらなる探究領域の提案など、適切なアウトプットを受け取ることができる。

  • デザインツール「Adobe Express」を用いたコンテンツ作成も行える

    デザインツール「Adobe Express」を用いたコンテンツ作成も行える

また、Acrobat Studioには、Adobe Expressプレミアムプランの全機能とアセットへのアクセス権が含まれる。プロがデザインしたテンプレートなどを活用したり、Adobe Acrobatの画面上で 「画像を生成」、「画像を編集」、「画像の背景を削除」といった機能を活用して、コンテンツを素早く簡単に作成し共有が行える。

Acrobat Studioには、Acrobat ProのPDF機能がすべて含まれ、PDFの編集、ファイル結合、紙文書のスキャン、契約書や合意書への電子署名、墨消し、比較、保護など、幅広い作業に対応できる。

  • モバイル、デスクトップ問わずアクセス可能

    モバイル、デスクトップ問わずアクセス可能