カシオ計算機は8月20日、エジプトの数学教育の発展に向けて協業することで同国教育・技術教育省と合意し、覚書を締結したと発表した。調印式には、同省のムハンマド・アブデル・ラティーフ大臣と、カシオミドルイーストアンドアフリカ社長の渡邉茂氏が出席した。
公立中学校の教員を対象に関数電卓の活用についての研修・教材を提供
カシオ計算機は、世界各国で関数電卓の活用を推進する「GAKUHAN」活動を1990年代から展開してきた。エジプトでは2018年から同国教育・技術教育省と連携し、約2万人の中学数学教師を対象にトレーニングを実施。こうした取り組みが評価され、2023年12月には文部科学省の「EDU-Portニッポン」応援プロジェクトにも採択されている。
エジプトは2016年より持続的開発戦略「エジプトビジョン2030」を掲げて教育改革を進めている。カシオ計算機はこのビジョンに則り、カイロ県内の公立中学校教師を対象に、関数電卓を活用したトレーニングを実施し、専門能力開発や教材提供を通じて探究型学習の推進を図るという。
同社は今後、教育・技術教育省や現地教育関係者と連携し、教師研修や教材開発を進めることで、生徒の思考力や主体的な学習態度を育成し、エジプトの数学教育の発展に寄与していくとしている。
