「家じまい」の流れと売却の2大パターン
家じまいは多くの場合下記の流れで行われます。
(1) 家をどうするか家族・親族と話し合う
(2) 不動産会社を探し相談・査定
・関連書類の準備
・不動産会社に査定依頼(仲介、直接買取)
・査定
(3) 買取価格に納得したら契約
(4) 引き渡し準備
・残置物の処分
・必要な場合は取り壊し
また家の売却方法には、主に「不動産会社の仲介」と「不動産会社による直接買取」の2種類があります。
仲介は、不動産会社が希望者の希望金額をもとに買い手を探してくれ、条件が合致した場合に売却する方法です。直接買取はその名の通り、不動産会社と直接売買契約を結び売却契約をする方法です。
ただ、同じ直接買い取りでも、そこから転売するのか、その後自社として利用するかで買取価格も変わります。当然その後別の会社に売却する前提であれば利益の分、買取価格を抑えることになりますが、自社のためであれば、その分高い買取価格を提示できる可能性がある、というメリットがあります。製販一体を掲げるオープンハウスグループの直接買取は後者で、ワンストップで査定から契約までを一気通貫で担当し、査定から入金までの時間も短時間ですむのも特徴です。
調査結果によると、現在では売却実績がある経験者の72.3%が仲介業者を利用していますが、昨今は多くの不動産会社が直接買取を強化しているのに加え、売却希望の方も情報を得やすくなっています。それぞれのメリット・デメリットを比較して決める方がよいでしょう。
単純比較では、時間に余裕があり、手間が気にならない方は仲介。売却を急ぎたい、手間をかけたくないしサポートしてほしい場合は直接買取が適しています。最終的な売却益は、売却以外のコストも含めて考える必要があります。それぞれの特徴をまとめましたので参考にしてみてください。
今年の夏休みは、親族と「家」の話をしよう!
「家じまい」「実家じまい」は、多くの人が避けて通れない課題であり、資産管理においても重要な要素です。7月1日の路線価発表を機に、またお盆に親族が集まるタイミングで、ご自身の、あるいはご実家の家をどうするかについて、改めてその価値と将来を考える良い機会としてみてください。