ASRockブースの展示で注目したいのは、マザーボードの新製品。今後発売されるのは、「X870E Taichi OCF」、「X870 Taichi Creator」、「X870 LiveMixer Wi-Fi」などで、いずれもAMD Socket AM5向けの製品となる。

X870E Taichi OCFは、AMD向けでは初となるOC Formulaモデルだ。オーバークロック向けということで、メモリは2スロットに制限。25フェーズ/110Aの強力な電源回路を備え、高速動作でも高い安定性を実現する。Ryzenでオーバークロックを楽しみたいユーザーには、待望の製品だろう。

  • 「X870E Taichi OCF」

    「X870E Taichi OCF」

  • 基板にはOC向けのボタンを用意

X870 Taichi Creatorは、Taichiシリーズでありながら、クリエイター向けというモデルだ。基板やヒートシンクは、統一感のある落ち着いたデザインを採用。大型クーラーのグラフィックスカードを搭載しても問題ないよう、スロットの間隔を空けたほか、10GbEと5GbEのデュアル有線LANを備える。

  • 「X870 Taichi Creator」

  • デザイン的にはこのアクリルが印象的

配信者向けのX870 LiveMixer Wi-Fiは、最大25ポートのUSBが利用可能。LiveMixerシリーズというと、当初の奇抜なデザインの印象が強いが、最近のモデルはシンプルな外観を採用している。これは、ピラーレスケース等に格納した場合でも、マザーボードの自己主張が強くなりすぎないよう配慮しているためということだ。

  • 「X870 LiveMixer Wi-Fi」

  • バックパネルには多数のUSBポートがある