昨年のCOMPUTEXでは、Noctuaファンを搭載した80 PLUS Titanium電源「PRIME TX-1600 Noctua Edition」が大きな話題となったSeasonic。今年も同社のブースに行ったところ、新製品として見ることができたのは「PRIME HPD PX-1200 Noctua Edition」だ。1,200Wの大容量なのに、すごくコンパクトな80 PLUS Platinum電源である。
型番に入っている「HPD」という文字であるが、これは「High Power Density」を意味するという。1,000Wを超えるような電源だと、普通はどうしても奥行きが長くなる。従来の「PRIME PX-1000」は奥行きが17cmあったが、HPDはPX-1200でも、奥行きは12.5cmしかない。内蔵しているのは12cmファンだ。
小型化に貢献しているのは、同社の「OptiSink」技術。これは、表面実装で基板の製造を自動化したというものだ。より小さなMOSFETやヒートシンクを使用しており、エアフローも改善しているという。
PRIME HPD PX-1200は、通常版が今年Q3~Q4の発売予定。Noctuaの第2世代「NF-A12x25」ファンを搭載するNoctua Editionは、ファングリルの形状をNoctua向けに最適化しており、こちらは少し遅れて来年Q1の発売となる見込みだ。