ファーウェイ・ジャパンは3月28日、スマートバンド新モデル「HUAWEI Band 10」を国内発表した。4月10日に発売する。店頭予想価格は、プラスチック製ケースの通常モデルが6,800円前後、アルミ合金ケースのHUAWEI Band 10 aluminum editionが8,580円前後の見込み。

  • HUAWEI Band 10。2025年2月にマレーシア・クアラルンプールで開催した発表会でグローバル版が登場していた

HUAWEI Bandシリーズは同社のスマートウォッチの中でもエントリーに位置するお手頃価格のスマートバンド製品。最新モデルのBand 10は、1.47インチの有機ELディスプレイを搭載し、本体の重さが通常モデルで約14g、アル合金モデルで約15gと軽量で、厚みが8.99mmと薄型軽量デザインを踏襲している。

アルミ合金のHUAWEI Band 10 aluminum editionは、エッジをダイヤモンドカット技術で加工し上質感を演出。ベルトカラーはマットブラック、ホワイト、ブルー、パープル、グリーンの5色で、フルオロエラストマー素材となる。なお通常モデルのベルトカラーはブラック、ピンクの2色を用意する。

  • エッジをダイヤモンドカット技術で加工したHUAWEI Band 10 aluminum edition

一般的なスマートバンド・ウォッチと同じくスポーツ計測機能や健康管理機能を搭載。健康管理機能では新たに睡眠時の心拍変動(HRV)指標を導入し、個人におけるHRVや血中酸素、呼吸数といった過去7日間の睡眠データ平均値を、過去の個人基準範囲と比較分析し、ウォッチ上で確認できる機能が用意された。睡眠中呼吸乱れ検知機能や睡眠スコア機能、アプリからヒーリングミュージックや睡眠を促す環境音を流す機能も搭載する。

また、Watch GT 5などで搭載済みとなる、ストレス値を3段階で判定する機能も追加。自分の状態を快適/普通/不快の3種類に分け、パンダの表情で可視化する。

ワークアウトモードは100種類のスポーツをサポートし、ウォーキングやランニングなど6種類は自動識別も可能。防水性能は5ATMで、プールや浅い水域で使用できる。AIによる水泳フォーム分析も加わった。位置情報取得機能は搭載しない。

  • HUAWEI Band 10の特徴

ディスプレイはAOD(常時点灯)をサポート。バッテリーは通常使用で約14日間、ヘビーユースで約8日間利用可能という。5分間の充電で約2日間使える急速充電もサポートする。本体サイズは43.45×24.86×8.99mm。なお先行して海外で発売しているグローバル版ではキャッシュレス決済機能を用意するが、国内版では利用できない。