日本気象協会は3月24日、天気予報専門メディア「tenki.jp」で「気圧予報」を提供開始した。気圧の変化が体調に及ぼす影響を予測し、ユーザーが事前に対策を講じられるようサポートする。気圧変化による体調不良に悩む人にとっては注目の新機能となりそうだ。気圧予報はWebサイトとスマートフォンアプリの両方で提供する。
気圧予報は、全国の市区町村を対象に、気圧変化に伴う体調への影響度を予測する情報サービス。気圧の変動傾向(上昇・下降・変化なし)を矢印で示し、それによる体調への影響度合いを「大」「中」「小」の3段階で表示する。
翌日までは6時間ごとの詳細な予測が、10日先までは1日ごとの予測が確認できる。翌日にかけては、1時間ごとの詳細な気圧の予測を表示するほか、前日との気圧変化も確認できるため、気圧変化が体調に影響したかどうかをあとから振り返れる。
顕著な気圧変化が予想される場合には、日本気象協会所属の気象予報士による解説記事を配信し、事前にできる対策を呼びかける。気圧予報は、せたがや内科・神経内科クリニックの久手堅司院長の監修のもとで提供する。
日本気象協会は、特定の放送局に対して気圧予報を提供していたが、今回初めて誰でも利用できる「tenki.jp」のコンテンツとして提供を開始する。気圧変化による体調への影響に悩んでいる人が事前に対策を講じられるようサポートしたいとしている。