J:COM/ジェイコム少額短期保険は3月4日、「世帯におけるスマートフォン費用の負担意識と対応」に関する調査を実施し、その結果を公表した。調査では、世帯内でスマートフォン費用を負担している人の約9割が、端末価格上昇による家計負担の増加を感じていることが明らかになった。
近年のスマートフォン端末価格の上昇により、家計におけるスマートフォン関連の費用の増加をどのように感じているか尋ねると、世帯の費用負担者の約9割が家計におけるスマートフォン関連の費用負担の増加が気になっていることが明らかになった。
スマートフォン費用の負担増加に対する対策として、最も多かったのは「契約プランの見直し・変更」(40.0%)、次いで「端末の買い替え頻度を減らす」(38.8%)という結果となった。これにより、多くの人が通信費の節約や端末の長期利用を通じて負担を抑えようとしていることがわかった。
また、直近で自分または家族のスマートフォンが故障・破損したと回答した人は全体の約4割にのぼった。内訳は、「修理可能な故障・破損」が22.4%、「修理不可能な故障・破損」が17.4%であり、一方で「故障や破損の経験は無い」と回答した人は60.2%だった。
スマートフォンが故障・破損した際の対応については、「修理した」が61.1%、2位が「そのまま使い続けた」で21.9%。買い替えを選択する人は 16.2%と少く、8割以上の人が修理またはそのまま同じ端末を利用し続けていることがわかった。
スマートフォンが故障・破損した際に修理せず、そのまま使い続けた理由として最も多かったのは「修理費用が高額だったため」で37.0%。次いで、「修理が面倒だったため」で25.9%、「元々買い替えを予定していたため」24.1%と続いた。
スマートフォンが故障・破損した際に「修理した」と回答した人に修理費用を尋ねたところ、「10,000 円以上~20,000 円未満」で 33.8%、「20,000 円以上」が 11.9%と、修理に10,000円以上かかった人は約5割にのぼった。
スマートフォンの故障・破損を経験したことで、起きた意識や行動の変化について尋ねると、「バックアップの重要性を実感した」が最多。次いで「取り扱いに注意するようになった」、「修理・買い替え費用の負担を意識するようになった」と続いた。
また、約3割の人が「保険や保証の必要性を感じた」と回答しており、スマートフォンの故障・破損の経験が、スマートフォンの管理やリスク対策に対する意識や行動に変化を与えることが明らかになった。
保険や保証を活用している人はまだ限定的だが、スマホ端末や修理費用の高価格化が続く中で、その必要性はますます高まると考えられる。