ケンコー・トキナーは10月25日、手ぶれ補正付きの防振双眼鏡「Kenko VC Smart Cellarto」シリーズを発表した。レンズ口径21mmの「VCスマート 12×21 Cellarto」と、レンズ口径42mmで完全防水設計の「VCスマート 15×42 Cellarto WP」の2モデルを用意。ケンコー・トキナーオンラインショップ公式店での価格は、それぞれ94,600円、121,000円。11月22日より発売する。

  • レンズ口径21mmの「VCスマート 12×21 Cellarto」

  • レンズ口径42mmの「VCスマート 15×42 Cellarto WP」

Kenko VC Smart Cellartoシリーズは、双眼鏡の「揺れ」の状況を感知し、自動で最適なモードに切り替える防振双眼鏡。煩わしい手動での切り替えをすることなく、いつでも最適な防振モードで揺れを抑えた視界を確保する。防振機能は備え付けのスライドスイッチからオン/オフ可能。

  • 防振機能のオン/オフスイッチを備える

光の透過を最大限に上げる「フルマルチコート（高透過多層膜）」をすべてのレンズとプリズム透過面に施している。動画撮影と間違えられやすいパイロットランプの点灯を隠す「遮光スライドシャッター」を備える。VCスマート 15×42 Cellarto WPは屋外でも安心して使用できる完全防水設計としている。

  • パイロットランプの点灯を隠すスライドシャッターも備える

  • VCスマート 15×42 Cellarto WPは完全防水設計とした

電源には単3形乾電池×1本を使用。駆動時間は連続28時間。電力を節約するオートパワーオフ機能を搭載しないため、いつでも見たい瞬間を防振が効いた状態で見られる。付属品とはポーチとストラップ。

「VCスマート 12×21 Cellarto」の主な仕様は、倍率が12倍、対物レンズ有効径が21mm、実視界が4.8度、見掛視界が53.4度、1,000m先の視野が83.8m、ひとみ径が1.8mm、明るさが3.2。アイレリーフは11mmで、眼幅は54～74mm。最短合焦距離は2.7m。本体サイズはW135×D50×H120mm、重さは409g。

「VCスマート 15×42 Cellarto WP」の主な仕様は、倍率が15倍、対物レンズ有効径が42mm、実視界が3.8度、見掛視界が52.9度、1,000m先の視野が66.3m、ひとみ径が2.8mm、明るさが7.8。アイレリーフは14mmで、眼幅は54～74mm。最短合焦距離は4m。本体サイズはW180×D70×H118mm、重さは610g。