シグマは9月5日、フルサイズミラーレス用の大口径標準ズームレンズ「SIGMA 28-105mm F2.8 DG DN|Art」を発表した。望遠側を105mmまで延ばしながら、開放F2.8通しとしたのが特徴。広角側は24mm始まりではなく28mm始まりとし、重量は995gとギリギリ1kgを切った。

ソニーEマウント用とライカLマウント用をラインナップする。価格はオープンで、シグマオンラインショップでの価格は275,000円。発売は9月26日。

  • 105mmまでカバーするF2.8通しの大口径標準ズームレンズ「SIGMA 28-105mm F2.8 DG DN|Art」

これまで、105mmまでカバーする標準ズームレンズは開放値がF2.8ではなくF4となっていたが、晴れてF2.8通しとした意欲作。最短撮影距離はズーム全域で40cmと短く、望遠端の105mmではテレマクロ撮影も可能。マグネシウムのパーツを多用するなどして、重量を995gに抑えた。

  • かなり大柄なレンズだが、重さは1kgをギリギリ切っている

  • 105mmの望遠端までズームしたところ

昨今のシグマArtレンズと同様に、リニアモーターHLAによる静かな高速・高精度AF、絞りリングやAFLボタンの搭載、操作性のよいフォーカスリングによるストレスのないMF撮影、高いビルドクオリティ、防塵防滴機構、撥水防汚コートなどを継承する。

  • シグマ「fp」に装着したところ

  • レンズ構成図

  • レンズ構成:13群18枚(FLDガラス2枚、SLDガラス1枚、非球面レンズ5枚)
  • 画角:75.4-23.3°
  • 絞り羽根枚数:12枚(円形絞り)
  • 最小絞り:F22
  • 最短撮影距離:40cm
  • 最大撮影倍率:1:3.1(焦点距離105mm時)
  • フィルターサイズ:φ82mm
  • 最大径×長さ: φ87.8×157.9mm
  • 質量:995g

RFマウント版「10-18mm F2.8 DC DN」発売日決定

開発を発表していたRFマウント版の超広角ズームレンズ「SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN|Contemporary」は、発売日が9月26日に決定した。価格はオープンで、シグマオンラインショップでの販売価格は107,800円。

  • RFマウント版の「SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN|Contemporary」、発売日が決定

  • レンズ構成:10群13枚(FLD3枚、SLD1枚、非球面レンズ4枚)
  • 画角(APS-C):106.6°-73.4°
  • 絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
  • 最小絞り:F22
  • 最短撮影距離:11.6(W)- 19.1(T)cm
  • 最大撮影倍率:1:4(W) - 1:6.9(T)
  • フィルターサイズ:φ67mm
  • 最大径×長さ:φ72.2×62.0mm
  • 質量:270g