TwitchとOBS、NVIDIAが共同で今年初めに発表した「Twitch Enhanced Broadcasting」機能が、AMD Radeonシリーズの最新グラフィックス製品でも利用できるようになった。ベータ版ではなく、「OBS Studio 30.2」を導入することで対応可能だ。

  • Twitch Enhanced BroadcastingがRadeon環境にも対応 - RX 6000 / RX 7000シリーズで

Twitchは高パフォーマンスなチャンネル向けにサーバー側でのマルチトランスコード機能を提供しており、視聴者はデバイスの性能や環境に応じて最適な解像度を選択して視聴できる。一方パフォーマンスがそこまで高くないチャンネルにこの機能は解放されておらず、ソース解像度のみでの視聴しかできなかった。

そこで、Twitch Enhanced Broadcasting機能を導入。配信者側のビデオエンコード機能の余力を用いることで、複数の解像度で配信を同時に実施する。サーバー側ではなく配信デバイス側で選択肢を提供し、視聴者が解像度を選択できるようになる。

これまでNVIDIA GeForceシリーズでしか利用できなかったが、今回Radeonでも利用できるようになったという内容。ちなみにGeForceシリーズではGTX 900シリーズのような古いGPUでも利用できるが、RadeonではRDNA 2以降の比較的新しいモデルに限られている。