米AMDは7月9日(現地時間)、予告通り同社が開発する超解像機能「AMD FidelityFX Super Resolution 3.1」を公開した。FidelityFX SDK 1.1に含まれており、開発者は容易に導入できるようになっている。

  • 「AMD FSR 3.1」が一般公開。FSRからフレーム生成機能が分離、Vulkanにも対応

AMD FSRの最新バージョン「FSR 3.1」がSDKとして公開され、ゲームの開発者の導入が容易になったという内容。FSR 3.1ではフレーム生成機能がアップスケーリング機能から分離したほか、アップスケーリング品質の改善やAMD FidelityFX APIの実装、さらにVulkan環境にも対応している点が特徴。

中でも、AMD FidelityFX APIの実装は開発者にとってFSRのバージョンアップが簡単になるかもしれない。これまでの実装ではFSRのバージョンアップに伴ってパイプラインレベルで必要なコード変更がかなり多く、DLLファイルの交換で簡単にアップグレードすることもできなかった。ゲームそのもののリビルドが必要だったが、今後はAMD FidelityFX APIの導入によってこの問題に対処できるという。

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