Lian Liは、デュアルチャンバーのケース用というATX電源ユニット「Edge」を出展していた。大きな特徴は、出力端子が並ぶ背面が、L字型の構造になっていることだ。奥行きが182mmもあるものの、ケース側面からコネクタの位置が良く見えるので、配線作業が簡単にできるだろう。80 PLUS Platinumが来月発売され、Goldも年末登場予定だ。

  • 「Edge」の背面はL字型。通常とは違う向きに電源コネクタがある

    「Edge」の背面はL字型。通常とは違う向きに電源コネクタがある

  • 実際の利用例。コネクタの向きがこうなるので、作業しやすい

    実際の利用例。コネクタの向きがこうなるので、作業しやすい

Edgeの特徴はもう1つあり、それは、通常は電源コネクタが付いている面に、9ピンのUSBヘッダを備えていることだ。ファンやLEDのコントローラを多数搭載し、マザーボード上のUSBヘッダが足りなくなってもここに接続できるし、また電力的にも余裕があるので、多数のファンやLEDを繋げても安定した動作が可能だという。

  • デバイス用の9ピンUSBを4つ搭載する。一番下はマザーボードに接続

また、光る電源ケーブルには、最新版として「Strimer Plus V3 WRLS」が登場する。従来製品の「V2」までは、ARGB制御のためのケーブルが出ていたが、この新バージョンでは、信号をワイヤレス化。余計なケーブルを無くして、見栄えが向上した。マザーボード用、グラフィックスカード用の各種類があり、今年Q3の発売予定だ。

  • 「Strimer Plus V3 WRLS」。型番の"WRLS"はワイヤレスの意味

  • これがARGB制御の送信機。受信機はデバイス側の根元にある

PCケースの新製品では、周囲に木材を配置したデザインがユニークな「Lancool 217」を紹介したい。フロントには大口径の17cmファンをデュアル搭載。このファンは、ボタン1つで逆回転させ、表面に溜まった埃を吹き飛ばすことが可能だ。背面コネクタのマザーボードにも対応し、こちらも今年Q3の発売予定となっている。

  • 「Lancool 217」。ウッディで落ち着いた印象のミドルタワーだ

  • この小さい方のボタンを押すと、ファンが逆回転するとのこと