最新Intel Coreプロセッサシリーズの一部SKUにおいて報告されてきた安定性に関する問題について、Intelがマザーボードメーカーに対して「Intel Baseline Profile(Intel Default Profileとも)」と呼ばれる設定を搭載したBIOSアップデートを提供するよう通達している……と報じられている。すでに一部のマザーボードではアップデートを利用でき、導入できるモデルもある。
第13世代以降のハイエンドモデル含む一部SKUにおいて、アグレッシブな設定が原因で不安定になることがあるとされてきた問題。ゲーム起動時のシェーダーキャッシュ生成等、極めて高い負荷が連続する状況で安定性が損なわれると報告されており、電力設定に原因があるようだとあたりがつけられてきていた。
Intelによる公式声明はいまだ出ていないが、5月末までに「Intel Baseline Profile(Intel Default Profileとも)」を搭載したBIOSアップデートを提供するようマザーボードメーカーに要求している……と報じられている。
これによって電力制限の変更だけではなく、ICCMax Unlimited Bit、Turbo Velocity Boost、Enhanced Turbo Velocity BoostなどIntel固有の電力機能をすべて有効化。PL1は125W、PL2は188Wへと押し下げられ、ICCMaxは400Aを超えないよう推奨されるという。