伊IK Multimediaは、TONEX ソフトウェア、TONEX Pedalなど、TONEX エコシステムで利用できるTone Modelコレクションの新作「TONEX MESA/Boogie Reference Signature Collection」の販売を開始した。価格は15,990円。
TONEX Tone ModelはIK Multimediaの新技術「AI Machine Modeling」でキャプチャーしたギター/ベース・アンプやエフェクトをソフトウェアとして再現するというもの。
「TONEX MESA/Boogie Reference Signature Collection」は2015年にリリースされた「AmpliTube MESA/Boogie」開発時に始まったIK Multimediaと米MESA Boogieの10年近くにわたるパートナーシップにより生まれた。MESA Boogieのトーン・ラボに保管されていた4種の「リファレンス・アンプ」と、カルロス・サンタナが 武道館ライブで使用したオリジナル「Mark I」を再現した、限定版「King Snake」が収録されている。5台のアンプはすべて、キャプチャー時にMESA Boogieで40年以上にわたってトーン・デザイナーとして活躍してきた"Tone Boy"Doug West によって、さまざまなスタイルのスイート・スポットに微調整されている。
4台の「リファレンス・アンプ」の太くリッチなトーンを捉えるために、2台の「リファレンス・キャビネット」を使用。これらのキャビネットは、Randall SmithとDoug Westが数十年にわたって使用してきたもので、スムーズでダイナミックかつ感度の優れた独特のサウンドを提供する。また、「King Snake」コンボ・アンプに搭載された「Jensen Blackbird 100 Alnico」は、音量を上げると暖かくクリーンで、歌声のようなサウンドが得られるという。
5種の収録モデルについては以下の通り。
1984 Boogie MARK IIC+
「Mark IIC+」は、多くのギタリストに愛されたトーンと、丁寧な造りで人気を博したMESA Boogieを代表するモデルで、ロックやメタルのトーンには欠かせない存在となっている。本コレクションに収録された「Mark IIC+」リファレンス・アンプでは、本物の「Mark II」サウンドが体験できるとのこと。14種のTone Model(キャビネット有り:9種/無し:5種)を収録。
Early '90s Boogie Mark IV
「Mark IV」リファレンス・アンプは、「Mark IIC+」よりもやや太いリード・トーンが特徴的なアンプ。「Mark IV」は、さまざまなジャンルのギタリストに愛用されてきており、特徴的で多彩なトーンは、世界中のスタジオやステージで定番となった。デザインも、以後多くのアンプに影響を与えている。10種のTone Model(キャビネット有り:7種/無し:3種)を収録。
Early '90s MESA Engineering DUAL RECTIFIER (2channel)
90年代初期の「Dual Rectifier」は、ハイゲイン・サウンドで知られる2チャンネル仕様のアンプ。メタリカやトゥールなど、多くのメタルバンドで使用され、そのゲイン・レイヤーとも言える分厚いサウンドは90年代初頭から10年以上にわたりシーンを席巻した。現在でもヘヴィ・ロックやメタルの定番サウンドとなっている。9種のTone Model(キャビネット有り:6種/無し:3種)を収録。
'90s MESA Engineering TRIPLE RECTIFIER (2channel)
初期型の「Triple Rectifier」は、タイトなローエンド、幾重にも重なるハーモニー豊かなオーバードライブで有名な2チャンネル仕様のアンプ。真空管「6L6」×6のパワー・セクションによる爆発的なサウンドがハード・ロックやメタルのギタリストから支持されている。25種のTone Model(キャビネット有り:16種/無し:9種)を収録。
Boogie Limited Edition King Snake
「Limited Edition King Snake」は、カルロス・サンタナが、70年代初期にツアーで使用した、オリジナルの「Mark I」を忠実に再現したアンプ。600台しか製造されなかったこのアンプは、シングル・チャンネルのトーン・モンスターとして設計され、象徴的なラテン・ロック・トーンを提供する。12種のTone Model(キャビネット有り:8種/無し:4種)を収録。