OMデジタルソリューションズは1月30日、マイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラの新製品「OM SYSTEM OM-1 Mark II」を発表した。2022年3月発売の「OM SYSTEM OM-1」の後継モデル。小型軽量ボディなどの基本仕様を継承しつつ、ボディー内手ブレ補正機構の効果を高めた。新たに「ライブGND(グラデーションND)」機能を追加したほか、AI被写体認識AFの対象に人物を追加した。バッファメモリーも増設し、連続撮影枚数を大幅に引き上げた。

価格はオープンで、予想実売価格はボディ単体モデルが30万円前後、標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」が付属する12-40mm F2.8 PRO II レンズキットが38万円前後。発売はいずれも2月23日。

  • 小改良で基本性能を底上げしたマイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラ「OM SYSTEM OM-1 Mark II」

OMデジタルの高性能ミラーレスカメラ。有効2037万画素の裏面照射積層型Live MOSセンサーや画像処理エンジンン「TruePic X」などの主要な装備はOM-1と同じ。

  • ペンタ部のロゴは「OM SYSTEM」に一新。右下に「II」のロゴが付いた

OM-1からの改良点は、ボディー内手ブレ補正機構の効果を最大8.5段分、5軸シンクロ手ぶれ補正時も最大8.5段分に向上したこと(OM-1は最大7段分で、5軸シンクロ手ぶれ補正時は最大8段分)。

世界初の新機能として、ハーフNDフィルターの効果をコンピュテーショナルフォトの技術で再現する「ライブGND(グラデーションND)」機能を追加した。背面液晶やEVFを見ながら、フィルターの段数やフィルターのタイプを調整できる。夕焼けのような輝度差の大きなシーンで特に有効だという。

  • 夕焼けのような輝度差の大きなシーンで特に有効だという「ライブGND」

ディープラーニング技術を活用して開発した「AI被写体認識AF」は、新たに人物の認識も可能になった。顔優先/瞳優先AFを「AI被写体認識AF」として統合し、人物が横向きや後ろ向きであっても、目や口が隠れていても、AFが働くよう認識能力を向上させている。

  • AI被写体認識AFは、新たに人物の認識も可能になった

バッファメモリーの増設で、連続撮影枚数を大幅に引き上げた。約120コマ/秒の連写枚数はJPEGで約219枚、RAWで約213枚に向上した(OM-1はそれぞれ約92枚)。プロキャプチャー撮影時にもメリットがあり、さかのぼれる枚数が約99枚に向上した(OM-1は70枚)。

そのほか、ゴミ箱ボタンをメニューボタンとして割り当てられるようになり、望遠レンズ使用時の操作性向上を図った。USBビデオクラス(UVC)に対応し、パソコンのWebカメラとして使う機能も追加した。縦位置動画の撮影にも対応する。

購入者を対象にした発売記念キャンペーン

OM-1 Mark IIの購入者を対象としたキャンペーン「OM-1 Mark II発売記念キャンペーン」を1月30日(火)から実施する。

キャンペーン期間中にOM-1 Mark II(ボディ単体モデル、キットモデル)を購入して応募した人に、専用のリチウムイオン充電池「BLX-1」(13,750円相当)を1つプレゼントする。

さらに、キャンペーン期間中にM.ZUIKO DIGITALレンズを購入して応募した人に、最大4万円をキャッシュバックする。

対象製品の購入期間は2024年1月30日(火)~2024年4月10日(水)、応募の締切は2024年4月24日(水)当日消印有効。

1万円がもれなくもらえるダブルキャンペーンも

さらに、OM-1 Mark IIの発売日までに専用Webサイトで「いいね!」したうえで製品を購入し、専用Webサイトで応募した人には、1万円分のギフトカードをプレゼントする。

いいね!の登録期間は2024年1月30日(火)~2024年2月22日(木)、対象製品の購入期間は2024年1月30日(火)~2024年4月10日(水)、キャンペーンの応募期間は2024年2月23 日(金)~2024年4月24日(水)。