ニコンイメージングジャパンは6月21日、フルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ対応の超望遠ズームレンズ「NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR」を発表した。価格はオープン。8月より発売する。

  • フルサイズ対応の超望遠ズームレンズ「NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR」が登場。広いレンジをカバーしながら、手持ち撮影可能な重さに抑えている

180mmから600mmの焦点距離を広くカバーするフルサイズ超望遠ズームレンズ。野鳥や野生動物、飛行機など、遠くの被写体を大きく捉えるのに適している。手ブレ補正機構は、ボイスコイルモーター(VCM)によるレンズシフト式で、CIPA規格準拠で5.5段の補正効果が得られる。

  • レンズの長さは約32cmある

このクラスの望遠レンズとしては、広角端での最短撮影距離が1.3m、望遠端の最短撮影距離が2.4mと短く、花や昆虫などの近くの小さな被写体の撮影にも使える。最大撮影倍率は0.25倍。絞り羽根枚数は9枚(円形絞り)。レンズ構成は17群25枚(EDレンズ×6枚、非球面レンズ×1枚)で、最前面のレンズ面にはフッ素コートを施している。

  • 三脚座も備える

ズーム機構は、内蔵のSTM(ステッピングモーター)により、AF動作が高速かつ静粛性も高い。全長が変わらないインターナルズーム方式を採用し、重心の安定性が高く防塵性能にも優れる。アタッチメントサイズ(フィルターサイズ)は95mm。

本体サイズは、最大径が約110mm(最大径)×315.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)、重さは約2,140g(三脚座リング含む)。付属品は、レンズキャップ「LC-95B」、裏ぶた「LF-N1」、レンズフード「HB-109」、レンズケース「CL-C6」。