ヤマハは3月16日から、多言語対応のEVバイク「E-Vino」を有料で貸し出すサービスを、東京の代官山エリアと伊豆大島で開始する。特設サイトから予約するとレンタルでき、料金は30分お試しで1,100円から。
ヤマハが開発・提唱する「SoundUD」(Sound Universal Design)を、レンタルユーザ−側とサービスを提供する事業者側に一貫して提供。観光スポットを巡りながら、英語など欧米・アジア圏全13カ国語の多言語音声ガイドを楽しむことも可能だという。レンタル料金は3時間で2,750円、5時間で3,850円。延長料金は15分ごとに550円。レンタルには別途、免許と身分証明書が必要になる。
レンタルスポットは、代官山エリアは「代官山 蔦屋書店」1カ所、伊豆大島は「BookTeaBed 伊豆大島」と「島京梵天」(とうきょうぼんてん)の2カ所。EVコンセプトカーバイクとヘルメットなどの備品を貸し出し、安全講習動画やルートマップの確認後に出発するかたちとなる。
ヤマハは、二輪車の非ガソリン化に向けた取り組みを東京都と民間事業者が共同で行う「EVバイク等利活用促進事業」の一環として、今回のEVバイクレンタルサービスを開始。インター・コアが各レンタル地点の運営事業者を通じてレンタルサービス業務を運営する。
この事業の推進にあたり、ヤマハは「音のユニバーサルデザイン化」社会の実現を目指すSoundUDの取り組みのひとつとして、SoundUDプラットフォームと連携したレンタルシステムを提供。レンタル事業者とユーザーとの多言語対応コミュニケーションツール、予約サイト、ユーザーへの観光ガイドなどをワンパッケージで提供し、事業者は簡単にレンタルサービスを開始できるという。
ヤマハは、今回のレンタルシステムを活用して事業者が簡単にレンタル事業を開始できるようにし、多くのユーザーがEVバイクでの街観光を気軽に楽しめる環境づくりをサポート。EVバイクの利活用の促進に寄与するという。
ヤマハと東京都は3月16日、報道陣向けのサービス開始式を代官山 蔦屋書店で開催。東京都の小池百合子都知事が登壇してサービスの意義を語ったほか、タレントの小島よしお氏も登場してふたりでトークを繰り広げた。詳細は追ってレポートする。